テスラモデル3に乗って早くも3年が経ちました。3年目ということで車検もあって人によってはこの時期に車の乗り換えを検討することもあるでしょう。我が家はまだまだモデル3に乗っていたいのでユーザ車検で車検を通してきました。
3年という一つの節目を迎えて走行距離は38,229km。車体やバッテリーの状態、維持費、所感について記事にしたいと思います。
車の状態
運転席側のドアの開閉時カッカッと異音が出ていましたが、サービスセンターで治して頂きました。車の保証が4年なので無料で対応いただきました。今の所、インテリア、エクステリア共に大きな不具合もなく良好な状態です。
消耗品関連
ブレーキパッドの消耗は3年間で前輪左右共10mm、後輪左右共8.5mm。新品時は7~12mmなのでほとんど消耗していないということになります。これはブレーキは主に回生ブレーキを使用しているためです。これは本当に驚きですね。
次にタイヤの溝ですが、全輪残り4.3mmでした。タイヤはミシュランパイロットスポーツ4を履いていて新品時には7.2mm程ですので、3年間で-2.9mm消耗でした。あと1年以内で交換かなといった所でしょうか。冬はスタッドレスタイヤに履き替える運用です。

バッテリー劣化
あくまでテスラのコンソール上に表示されている数値によると3年を迎えて満充電で航続可能距離が348kmと表示されています。納車時は379kmと表示されていたので8.12%の劣化率ということになります。ちなみに2年目は6.95%でしたので徐々に最大量が減ってきていることがわかります。ちなみにここらへんから劣化率が落ち着いて来るとの情報があります。体感的には航続距離が減ったと感じたことは一度もなく不満はありません。

良い点
維持費が安い
以下3年間でかかったコストです。
38,229km走って充電にかかったコストは80,571円
自動車税は56500円
重量税は0円
点検代96250円
詳しくはこちらの記事をご覧になってください。
運転に不自由がない
電気自動車だからといって非力という概念はもはや時代遅れです。高速の合流も5秒足らずで時速100kmを超えるので流れに乗り遅れることはないですし、街乗りでは時速0kmから最大トルクが発生するため、道を譲ってくれた時などにサッと移動できます。ワンペダルドライブ(アクセルを離すと回生ブレーキが発生するため)でブレーキに足を置き換える必要がないのでどの速度の流れにももたつくことなくついていくことができます。
他にも語りたいことはたくさんありますが、この快適なドライブが実現できる車は探してもなかなかないので乗り続けたいと思わせる大きな要因でもあります。
完全自動運転(FSD)始動か
2年目の時の記事に完全自動運転(FSD)オプションはお金の無駄だと紹介しました。
つい最近になってスマートサモンが解禁されましたが、法律の関係で移動距離は6mが限界という仕様になっています。アメリカで利用されているようにショッピングモールの駐車場から車を呼び出すような使い方はできません。
ナビゲートオンオートパイロットもリリースされていないので、お金の無駄であるというスタンスは変わりませんが、ここ最近になってFSDが右ハンドル用にベータバージョンを解禁する動きが見られました。
Tesla FSD Beta for Right Hand Drive cars estimated for release in late 2022
2022年末にリリースするという記事を見た後にこのようなタイトルのメールが届いたんです。内容は守秘義務があって公開できませんが、内容を承諾することでFSDや新しいバージョンのソフトウェアを利用できるようになります。これからが楽しみというワクワクから良い点に入れました。これからの情報発信にご期待ください!

悪い点
公共の急速充電
これは車のせいではないのですが、日本のEV急速充電施設が納車されて3年経っても全く増えなかったという点です。私はテスラスーパーチャージャーをメインに使っていますが、以下の記事でも紹介していますが、それもまた充電のために高速を降りなければならないというデメリットが存在します。
やはり本当の意味でEVをストレスなく運用するためにはスーパーチャージャー級の超高速充電器(120kw以上)の出力を持った充電器を少なくても高速道路の各サービスエリア/パーキングエリアに1箇所複数台配置が必要です。
積載量が足りなくなってきた?
ご存知の通りモデル3はセダンの車ですが、フロントトランク(フランク)もあるおかげで平均的にセダンの車以上に積載が可能です。こちらの記事ではモデル3に入れたいだけ入れたトランクの写真を紹介しています。私、妻、子供2人(4歳、2歳)を含めた家族4人ですが、必要十分な容量だと紹介しました。
しかし最近になってキャンプの用具が増えたり持って行きたいものが増えたり、少しずつトランクに入らなくなってきました。子供の年齢が上がるとそれぞれ持って行きたい物が増えることが想定されるので積載量不足になるかと思います。積載量不足はルーフキャリアを装着することで解決できますが、装着をすることによって航続距離が2割位悪化するデータがあるのであまり載せたくないのが本音です。モデルYというワードが頭をよぎります。
A close look at Tesla Model 3’s new roof rack with efficiency test
雪道での走破性
モデル3の標準グレードはFRです。後輪で駆動するので雪道には向いていないと言われます。実際に奥志賀高原の豪雪地帯を走らせてみましたが、何ら問題なく雪道走破することが可能です。しかし、私の運転技術にも問題はあるかとおもいますが 、少しスピードを上げて雪道を走ったりすると後輪が少し横にずれたりして思うようにスピードを上げることができませんでした。挙句の果てには他のスバルやアウディに四輪駆動車に道を譲ったり追い抜かれたりすることも。常識の速度域で走る分には全く問題ないですが、雪道をよく走るケースがある場合はAWDグレードを選択すると良いでしょう。
まとめ
納車して3年ブログも立ち上げて3年が経ちましたが、今も昔も変わらずこの車は最高だと思います!
納車当初はアメ車ということで不具合がたくさん出るんだろうなと身構えていましたが、3年間大きな不具合もなく拍子抜けな感じでした。実際にテスラのサービスセンターのスタッフさんも最近にモデル3は不具合が少ないと驚いていました。それくらいアメ車のクオリティというのは上がってきているんですね。
維持費も安いと紹介しましたが、実際に事故を起こしたりするとパーツの交換の費用が高かったり、パーツが揃うまで時間がかかる等デメリットは少なからず存在します。実際に飛石の被害にあった時の修理代を以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧になってください。
全ての人におすすめ出来るかというとそうではないですが、デメリットをしっかり理解した上で購入すれば最高のカーライフが待っていることは間違いないです。
では、また次回のブログでお会いしましょう!