モデル3 SR+納車から2年が経ちました

モデル3 SR+納車から2年が経ちました

モデル3が我が家にきて2年が経ちました。普段なら少し車に飽き始めて来るのですが、いまでも納車時程ではないにしても車に対してワクワク感があります。走行距離は26,665kmで、普段年間1万kmも走らない私にしては結構乗っている気がします。この記事では2年間乗った所感や維持費などのコスト面についてお伝えしたいと思います。

車の状態

エクステリア

塗装の状態は良好で特に不具合は出ていません。テスラ品質なのか、よく使う運転席側のドアがカクカク、ドアハンドルがギーという異音がします。今度サービスセンターに見てもらいDIYで対策できるか聞いてみようかと思います。

インテリア

特に不具合は出ていません。車内のビビり音は2箇所程出ていましたが、DIYで処置をしました。ビビり音の発生は国産車と大差ない気がします。

バッテリー劣化

バッテリーマネジメントシステムが出している数値なのでそこまで当てにはなりませんが、納車から2年の満充電で352.74kmと表示されています。納車時は378kmでしたので6.95%の劣化率となります。一時期340km前半を指していたのですが、回復してきました。ちなみに1年前は4.21%で362.24kmでした。バッテリーなので少しずつ減っていくのはしょうがないですね。普段は%表示にしているからか体感的には普段の航続距離が少なくなってきたという感覚はないです。今後どうなるかもレポートしたいと思います。

良い点

飽きが来ない

これは紛れもなくソフトウェアアップデートのおかげです。モデル3が納車された2019年10月からアップデートして追加された機能は数え切れません。思い出せる範囲でこれくらいありました。
・UI変更、信号や人等のビジュアライゼーション
・低温時の回生ブレーキ向上(航続距離改善)
・ゲームの追加
・オートパイロットや車線変更の更新(日に日に上手くなっていくのが実感できる)
・キャンプモード(A/Cを常時ONにする機能)
・洗車モード(すべてのドアウィンドウをロック)
・オートワイパーの改善(機械学習が組み込まれたワイパー動作改善)
・オーディオの改善(位相等が修正/アップデートされ音質が向上)
・充電スケジュール機能(時刻に合わせて充電を開始/終了できるように)

まだまだ細かいアップデートはありますが、これだけ見ても結構ありますよね。これらの機能は納車時にはなかった機能でした。たった2年でこれだけの機能が無償で配信され、機能改善や追加機能が随時行われユーザ体験を向上させている会社は少ないと思います。納車時にはよくあったファントムブレーキ(何もないところで突然ブレーキがかかる現象)は最近は滅多に発生しないです。オートパイロットが少しずつ進化して車が成長している感覚が楽しいし、飽きない要因の一つですね。

維持費が安い

まずは燃料にあたる充電代ですが、26,665km走行して56,105円でした。ガソリン1L/160円として計算すると燃費は76km/Lという驚異的なコスパとなりました。

自動車税に当たる税金は0ccという扱いで安いです。2年間で合わせて31,500円でした。法定点検は55000円。エアコンフィルターとワイパーは法定点検の費用に含まれています。任意保険は2年間で117,480円となりました。

これらを合計すると納車してから2年間、現在までかかった維持費は260,085円でした。法定点検は他の業者で頼むともっと安く済ませられるようですが、年間約13万という維持費は格安です。

詳しくは下のページで毎月レポートしているのでぜひご覧になってください。

テスラモデル3維持費レポート

やっぱり運転が楽しい

ブログだとどれだけ楽しいか伝えられない部分がありますが、モデル3はバッテリーによる低重心で少し硬めのサスでスムーズかつ正確なハンドリングを味わうことができて非常に運転が楽しいです。0km/hから最大トルクが発生するので青信号でバイクも抜き去ってしまいます。

どれくらいすごいのかわかるkm77というチャンネルでムーステストの様子を配信している動画を共有したいと思います。実際にはこんな運転をしたら家族に怒られますが、運動性の高さは自分や同乗者を守ことにも繋がるので非常に満足していますし、何より楽しい。

ロングドライブもこなせる

関東から北海道函館までの片道750kmの道のりでスーパーチャージャーの充電に使った時間は1時間以内でした。以前同じルートをガソリン車で運転したことがありますが、少なくても休憩は1時間以上取っていました。その時は運転した後に凄い疲労感が残っていたのを覚えています。今回モデル3でのロングドライブはほとんどオートパイロットを使用していたので疲労がかなり軽減され、目的地に到着しても観光する余裕があったので驚きました。スーパーチャージャーがない地域ではチャデモ急速充電器を利用する必要があり、こちらを利用する場合は時間に余裕がないと厳しいかもしれません。

最近は爆発的にスーパーチャージャーの数が増えてきているので充電計画のバリュエーションがぐっと増えますね。

悪い点

自動運転オプション(FSD)

モデル3を購入時にFSDを当時は70万程で購入しました。当時提供されていた機能は以下の3つです。

オートパーキング
オートレーンチェンジ
サモン(車を前後に動かす機能)

近いうちに以下のような機能が開放されるとアナウンスされていました。

ナビゲート オン オートパイロット(高速のインターからインターまで車線変更含む自動でオートパイロット)
スマート サモン(距離が離れていても指定の座標まで車が動いてくれる)
信号機/一時停止標識コントロール
市街地でのオートステアリング

しかし、今になってもこれは変わらず、ナビゲートオンオートパイロットすら開放される気配がありません。普段使っているのはレーンチェンジとサモンくらいで70万(現在は87万)の価値はありません。オートパーキングも使う機会がなく自分で駐車した方が圧倒的に早いです。これから購入される方はFSDのサブスクリプションが日本にも適用されるはずなので、そちらを利用した方が良いかもしれません。

スーパーチャージャー

以前のロングドライブをブログで紹介したテスラの超急速充電器のスーパーチャージャーは高速道路上になく一度インターを降りる必要があるというデメリットがあります。その分余計な時間とお金がかかるというデメリットが存在し、北海道の函館までの片道750kmロングドライブでは往復で9400円程余計に支払う必要がありました。

モデル3 SR+遠出#11 函館・ニセコ 3 まとめ

これは高速道路にスーパーチャージャー並みの超急速充電級が存在しないのでインフラが整えば次第に解消されていくと思われます。

ナビゲーション

ナビゲーションがポンコツです。すれ違いが困難な道でも躊躇なく案内してくれます。これはアップデートによる改善を期待したいですね。

その他・まとめ

次乗りたい車は?

テスラの次は何に乗りたいですか?とよく聞かれます。維持コストが低くお財布に優しく、ファミリーカー申し分なく、なにより運転の楽しさもあります。サイズ感も日本の道にマッチしているので恐らく次もモデル3、サイズ感が許せばYを選ぶかと思います。状況が変わったらわかりませんが、ガソリン車を選ぶことはもう無いかなと思います。他のEVという手もあるのですが、テスラはソフトウェアアップデートで常にユーザがワクワクするような体験の提供やエンジニアリングの点では頭一つ抜き出ているように思います。

航続距離足りてる?

航続距離についてSR+では少ないのではないかという風に聞かれます。実際に航続距離が足りないと思ったことはほとんどありませんが、もうちょっと航続距離があると安心かなと思うところはあります。私が乗っているのは2019年SR+なので最新のSR+なら40km程航続距離がアップしているのと、最近爆発的に増えているスーパーチャージャーのインフラの傾向を考えるとあえてたくさんバッテリーを積む必要はなくSR+で十分なのかなと思います。

さいごに

この車に乗り続けて、そしてブログで発信し続けて2年が経ちました。納車時から考えは変わらず、

この車は控えめに言って最高です!

2021年9月で紹介コード制度は残念ながら廃止となりました。(使って頂いた方々に感謝!)それでもこの車を選ぶ価値は十分にあります。是非この世界を体験されていない方は車を買わなくて良いので試乗をお勧めします!

最近モデル3をあちこちで見かけるようになり、本当に嬉しい限りです。とはいえまだまだテスラを知っている方は少ないです。これからもこのテスラ モデル3という車のリアルな部分を知ってもらえるよう情報発信していきますので、是非またご覧になってください。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

納車1年時のブログはこちら

モデル3 SR+納車から1年が経ちました

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