モデル3のリアドアスピーカーアップグレード

  • 2021.05.07
  • DIY
モデル3のリアドアスピーカーアップグレード

今回はモデル3のリアドアのミッドレンジスピーカーを交換したので、紹介したいと思います。BEWITHのReference AMシリーズのL-88Rというミッドレンジスピーカーを取り付けました。純正のリアドアスピーカは少々力不足でサラウンド感を出すには少し物足りないです。リアドアスピーカーはどの席からも近いスピーカーでサラウンド感を出すにはもってこいなポジションで、スピーカーを交換すると車内全体が音で包み込まれるような感覚を体験できます。必要な材料、取り付け方についてお伝えできればと思います。それでは行ってみましょう!

取り付けたスピーカー

今回はL-88RというBEWITHが出しているミッドレンジスピーカーを使いました。前回のブログでは最新版のL-88RSというものを使っていましたが、今回はサラウンド感を出すだけなのでL-88Rにしました。価格もL-88RSに比べて1万円くらい安いです。R-88RSと最後まで悩みましたが、音を鳴らしてみた感じ、正直リアドアに取り付ける分には違いを感じることができなかったので、こちらで正解でした。見た目はL-88RSと一緒です。

スピーカー構成

こちらが前回まではこんな感じでした。今回交換するのは後ドアのスピーカーとなります。このスピーカはリアのスピーカーをネットワークを共有しているのでパッシブクロスオーバーを取り付けて周波数を調整しようかと思いましたが、しばらく鳴らしてみてネットワークの共有は110Wを2つのスピーカーで分け合う形になってしまうため、スピーカー本来の音が出せなくなります。今回は思い切ってリアのスピーカーを外してリアドアスピーカーをしっかり鳴らす構成をとりました。またネットワークをスピーカーが占有できるため、アクティブクロスオーバーが可能になります。

前回取り付けたときの画像です。リアスピーカは一番右と一番左のスピーカーを取り外し、代わりにその位置にHIFIスピーカーを置き、鉄板の上にしっかり固定して防振処理しました。そうすることでHIFIスピーカーはしっかり音を鳴らすことができます。(外した状態の写真を忘れていました)

そんな感じで構成の見直しをして最終的にはこのような構成となりました。

取り付けに必要なもの

バッフル

スピーカーを鳴らすために必要なパーツです。今回も汎用バッフルで取り付けていきます。モデル3用のバッフルについては「モデル3のフロントスピーカーアップグレード#1」で解説しているのでそちらをご覧ください。

ケーブル

今回もAmped Garageにお世話になりました。モデル3用ミッドレンジスピーカーケーブルを1ピース購入しました。
AMPED GARAGE MODEL3/Y MIDRANGE SPEAKER HARNESS

その他工具

1. プラスドライバー (必要に応じて電動ドリル)
2. 100均で買ったニッパー
3. ネジ(太さ5mm×長さ20mm)
4. 内装剥がしツール

スピーカー交換

リアドアのパネルを外していきます。2点のボルトを六角で外していきます。

スピーカーが現れました。純正スピーカーはドアパネルにプラスチックのネジで固められているようです。この部分をニッパーで切り取って外していきます。取り外しは結構大変なので、ドアパネルのコネクターを外して安全な場所で作業したほうが良いです。ニッパーで切り取ってスピーカーを外した状態が右の写真になります。スピーカーの表面を隠すように設計されていて、スピーカーの表面の2割くらい遮蔽されています。正直これでは良い音は出ないと思います。とはいえ私は純正の部品破壊を最小限にしたいのでこのまま取り付けます。

ニッパーで取り付け分を平らにしてビスを付けていきます。長さは20mmでしたが、表面に貫通することなく取り付けできました。これ以上長いものを使うと貫通するので注意が必要かと思います。

音が出ることを確認してからドアパネルを戻し、スピーカーが変わっているのでもう一度チューニングを施しました。チューニングに関しては「モデル3スタンダードレンジプラスの完全プレミアムサウンド – チューニング編」で紹介したものと同じことを行いました。

まとめ

L-88Rをモデル3のリアドアに設置してみました。純正スピーカーを固定しているプラスチック部を切り取る部分以外は特に難しい作業はなかったです。作業時間も1時間半程でした。純正部分を傷つけることになるので、もしDIYでスピーカーを取り付ける際は自己責任でお願いします!肝心なインプレッションですが、フロント、リアドア、リアの音圧が揃ったのでかなり高い次元のサラウンド感が実現できました。パネルに遮蔽物があるのは気になりますが、十分満足できるレベルです。2021年の新しいモデル3はリアドアのスピーカーグリルの形状が丸型になっていて私の2019とは形状が異なり音の改善が施されているのかなと思います。これで純正スピーカーはすべて取り替えたことになりましたが、これ以上を求めるとなるとパネルを改造してアウターバッフルを付けたり、純正以外の箇所にスピーカーを追加することになると思います。

おまけ

以前のアップデートでイマーシブサウンドの調整が変わったとブログでお伝えしましたが、2021.4.16のアップデートでも少し設定が変更されているように思えます。イマーシブサウンドは車内を立体感のある音場を作ってくれますが、曲によっては少し響き過ぎてしまうので、私はイマーシブサウンドをOFFにしてしばらく運用してみようかと思います。

では、また次回のブログでお会いしましょう。

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