今回はモデル3のダッシュボード上にある3つのミッドレンジスピーカーとフロントとドアにあるツイーターを交換したので紹介したいと思います。スピーカーはBEWITHのReference AMシリーズの最新モデルを取り付けました。少し奮発してしまいましたが、非常に満足のいくアップグレードでした。フロントスピーカーの選び方や必要な材料、取り付け方や注意点についてお伝えできればと思います。それでは行ってみましょう!
取り付けたスピーカー
いくつかのスピーカー視聴してみて一番しっくりきたのがこのAMシリーズでした。標準のスピーカーと比べると音に包み込まれる感が凄く、シンバルの音等の高い音も良く響き、ライブ会場にいるかのような素晴らしい再現性です。
・ミッドレンジスピーカー L-88RS ×3
・ドームツイータ L-25R ×3
モデル3の標準スピーカーに比べて重く、とてもしっかりした印象です。
新開発のAM(アルミ・マグネシウム)ダイヤフラムなどによって高品位オーディオソースへの対応力をいっそう高めるとともに、最新のスポーツカーやプレミアムカーへの装着性を意識して新たな口径体形を導入した、完全新設計のコンポーネント・カースピーカーです。
BEWITH公式サイトより
スピーカーの構成
現在のスピーカー構成はフロントダッシュボードにミッドレンジが3つ、ツイータ1。ドア左右にツイータが1つずつという形になります。
ネットワーク図にするとこんな感じです。上が車のフロント側です。今回はフロントミッドレンジ(M)とドアツイータ(T)とフロントツイータ(T)を交換していきます。
取り付ける際に注意したいのは周波数です。スピーカーには得意な周波数帯域があります。公式サイトにも記載がありますが、L-88Rの場合は250Hz-15kHzの間が得意な領域のようです。これ以外の周波数をスピーカーに与えると雑音や違和感の原因となったり、最悪スピーカーが破損する可能性があります。
ネットワーク図を見るとツイータとミッドレンジがペアになっている構成となっています。この場合、両方のスピーカーに同じ周波数を与えているということになりますので、あまりよろしくない状況だったりします。
この状況を改善してくれるのがパッシブネットワークといってスピーカーとの間に専用のネットワークを仲介させることによって、最適な周波数のみスピーカーに流れるようになり、スピーカーが設計の最適な音を鳴らすことができます。このネットワークを挟むのと少し音が良くなったかなと感じます。
取り付けに必要なもの
それでは実際の取り付けに必要なものや入手方法について紹介していきます。
バッフル
スピーカーを所定の位置に配置するためにはバッフルというものが必要になります。こちらは純正のフロントスピーカーの写真ですが、周りに3本のネジがついていて中心はお皿のような形をしていますね。これがバッフルです。
バッフルの入手方法ですが、いくつか方法はありますが、まずはサイズを抑えておきましょう。
ミッドレンジスピーカのサイズ
・外径11mm
・厚さ7mm
ツイータのサイズ
・外径5.5mm
・厚さ7mm
このポイントを抑えた上で汎用バッフルをネットで探すといくつか出てくるかと思います。内径は選んだスピーカーに合わせて購入しましょう。
一番確実な方法はウィズプランニングが運営する「音質向上計画」で専用バッフルを作成してもらう方法があります。厚みは7mmを伝えた上で純正のスピーカーと新品のスピーカーを送付すると専用のバッフルを作成してくれます。お値段もそこそこ良心的です。
あとはAudiolipheやAmpedGarageといったModel3専用にバッフルを作っているところもあるのでサイズが合えばこちらで購入しちゃうと手っ取り早いです。
ケーブル
ケーブルは純正のケーブルを切断して半田付けができれば良いのですが、なるべく純正の破壊は避けたいと考えていました。そこで純正のケーブルと接続できるカプラ&ケーブルセットが販売されているのでそちらを購入すると手っ取り早いです。こちらはAmpedGarageがおすすめです。
・MIDRANGE HARNESS SPEAKER HARNESS
・TWEETER HARNESS SET
ネットワーク
私は今回BEWITHの純正品を使いました。
その他工具
私が使った工具はこちらです。
1. L型ヘクスローブレンチ
2. 内装剥がしツール
3. 電工ペンチ
まとめ
フロントスピーカーアップグレードの加工と取り付け編は少し長くなるので次回のブログにて紹介したいと思います。ちなみにモデル3 SR+は標準でドアのツイータが動作していないのでまずは有効化する必要があります。その方法については2つ方法があり、過去の記事にまとめていますので宜しければご覧になってください。
TeslaOfferの製品を使ったオーディオアップグレード
Hansshowの製品を使ったオーディオアップグレード
では、また次回のブログでお会いしましょう。
取り付け編