納車した時から思っていました。この大きなフランクが自動で開いてくれたらどれだけ便利なんだろうと。今回はフランクの電動化、通称電動フランク(オートフランク)をDIYで取り付けたのでレポートしたいと思います。Model3の時より難易度が高くその辺りも紹介できればと思います。
EVOffer電動フランク
今回は前回モデル3にも装着したEVOffer(旧Tesla Offer)の製品を取り付けました。モデル3の記事はこちらから。
今回注文したのがこちら。Model Y Electric frunk
香港から発送されるようで注文してから5日くらいで自宅に到着しました。EVOfferを選んだ理由はModel 3で装着した実績があるのと、英語の対応となりますがサポートが手厚いという点ですね。
取り付け準備
今回使った工具はこちら
用意したもの
・10と13mmのソケット+レンチ
・T30ドライバー
・マイナスドライバーまたは内装剥がし用ツール
・ショートレンチ(結局使わなかった)
・養生テープ
・絶縁テープ
フランクを解体
まずはフランクのカバーを取り外します。赤丸の4つのボルトを外すと簡単にとれます。
カバーを持ち上げる前にライトに接続されているカバーを外してから、そのカバーを穴に通しながらカバーを持ち上げます。
外れましたね。上部に乗っているフィルターは両端のボルト2つで固定されているので外せばとれます。
これで取り付け準備完了。ここまで楽勝です。
ラッチユニット取り付け
続いて純正のラッチにEVOfferが提供するアタッチメントを取り付けていきます。その前に取り付け位置をしっかり覚えておくために養生テープを貼ってガイドをつけておきます。これは戻す際に目印となるのでやったほうが良いですね。
続いてこのラッチユニットを両端で溜まっている2つのボルトを外すことで取れます。
アタッチメントを組み合わせるとこんな感じ。一旦純正のスプリングを外してラッチに引っ掛けてもとに戻すといった感じです。見慣れないパーツで5~6分考えながら取り付けました。このアタッチメントを組み合わせた状態でさっきのボルトをつけて戻します。
こんな感じですね。アタッチメントの方を可能な限り下に押し下げて固定するとうまくいくと思います。
続いて付属のカプラを仲介して信号を送るように接続します。こちらのすべてのプラグの形状が異なるため、間違えることはありません。写真を撮り忘れましたが、はまっていないカプラがない状態ならば全て接続できていると考えて良さそうです。
ストラットの交換
今回この作業が鬼門でした。
まずは右上のストラットを外していきますが、普通のマイナスドライバーの場合、持ち手のグリップが邪魔してストラットの解除ができませんでした。
そこで使ったのが内装剥がしツールでよく使うツール。下の写真のようにストラットの先端にある輪っかに差し込むと緩みます。
車体の左側上部、下部を先に外します。
続いてストラットを固定する器具を外します。これは深型のソケットが入ったので、ショートレンチに取り付けて回しまして取り外しました。
この場所にEVOfferのプレートがあるので、プレートを固定後にストラットをつけます。
車の右側も同じように作業しますが、右側が左側よりスペースがタイトなため、今回の作業で一番苦戦しました。
このように作業スペースがほとんどないです。手が1本入るか入らないかのスペース。この隙間から腕を突っ込んで作業します。
作業中はもちろん腕が色んなものに接触するので傷がつきます。緩衝材等で防御しながらの作業です。あと腕が太めな男性の場合は、恐らく作業が難しいではないかと感じました。
取り外すのも難しいですが、ストラットを取り付けるのも多少力がいります。作業スペースが少ないと力を込めにくいのでとても取り付けに苦戦しました。
ストラットを両サイド装着できたらあとは残りの配線を繋ぎ合わせます。
非常用ワイヤーと電源を取る
もし何らかの原因でラッチが開かなくなった場合、手動でラッチを開けられるように非常用のワイヤーをセットします。
フロントに丸い蓋があるのでこれを取り外します。結構初見で破損してしまう方が多いみたいですが、フランクが空いているので内側から形状を見ながら外せば破損させることはないと思います。
外すと他のジャンプスタート用の配線が出てくるのでこれと一緒にテープでくくりつけると良いでしょう。
すべての配線が終わったら電源を撮りにいきます。その前に接地側を取り付けます。
今回はフランクを見て右側に取り付けできそうなのでレンチで緩めてから取り付けます。
最後に電源を取ります。
赤いカバーに入っているものがそれですね。開けてみるとあれ?ナットがない。
探し回っていると付属品にナットが付いていました。これを利用します。
これでとりつけることができました。
調整
最後にフランクが正しくしまるかテストします。先程のラッチの部分をドライバか何か細いもので閉めて、テスラ車内から開けるボタンを押して正しくラッチが解除されることを確認します。それが確認できたら実際にフランクを閉じて開いてを繰り返してテストします。
目安としてはフランクが沈み込まない程度に調整していきます。沈み込むようでしたらラッチ部分を少し上げて調整してきます。
これで完成ですね。
まとめ
ストラットの装着がとにかく鬼門でモデルYに関してはDIYでの取り付けはあまりおすすめしません。何かストラット装着のコツがあれば良いのですが。もしDIYする場合は、複数人で挑んだほうが良いかと思います。
とはいえ1人でもなんとかなったので、チャレンジしたいかたはやってみても良いかもしれません。いずれにせよDIYは自己責任でお願いします!
では、また次回のブログでお会いしましょう。