モデル3 SR+遠出#11 函館・ニセコ 3 まとめ

モデル3 SR+遠出#11 函館・ニセコ 3 まとめ

関東から北海道函館までの遠出をレポートしてきました。前回の記事をご覧になっていない方は是非こちらから。

モデル3 SR+遠出#11 函館・ニセコ#1

モデル3 SR+遠出#11 函館・ニセコ#2

この記事では帰路のデータロングドライブの全体の所感についての2段でお伝えしていきたいと思います。

帰路

最終日は函館を観光してフェリーに乗って本州側の青森港まで行きます。そこからノーストップで関東まで戻ります。

最後に函館SCがオープンしているか蔦屋書店に立ち寄ってみました。遠くからみたらSCのカバーが外れていて、「もしや!」と近づいてみるとなんとオープンしていました!なんと数分前にオープンしたばかりのようでテスラ関係者から発表があるまで情報リークしないように口止めされました。(笑)そして許可を取って充電一番乗り頂きましたっ!既に87%だったのでV3の恩恵は全く受けることはできませんでしたが、オープンに立ち会えて良い思い出になりました。この日は試運転なのかなぜかSCの請求がありませんでした。

もちろんフェリーに乗る前に函館の海の幸を頂きました。子供が小さいとどうしても函館の朝一とかはハードルが高いので函館駅前の回転寿司 根室花まる キラリス函館店に立ち寄りました。どのネタも新鮮で大きいし、比較的リーズナブルです。写真を見返したら帆立の味噌汁だけ出てきたので貼っておきます(笑)子供にとても親切にしていただいて良いお店です。また来ます!

函館内での走行データです。

電費:178Wh/km 平均気温:20.04℃  走行距離:34km   
消費:99% → 88% 6.04kWh    
スーパーチャージャー 10分 88% → 93% 0円

青森港からは行きと同じく、青森港→盛岡SC→仙台SC→佐野SC→自宅の順番で立ち寄りました。

青森港→盛岡SC:

電費:170Wh/km 平均気温:19.3℃  走行距離:180.24km   
消費:87% → 26% 30.65kWh    
スーパーチャージャー 15分 26% → 68% 560円

盛岡SC→仙台SC:この区間は120km/hレーンがあるので、100~120km/hで走行

電費:167Wh/km 平均気温:18.6℃  走行距離:169.05km   
消費:68% → 13% 28.24kWh    
スーパーチャージャー 34分 13% → 91% 720円

仙台SC→佐野SC:この間はスーパーチャージャがないので仙台SCで多めに充電しました。平均巡航速度は92km/h程

電費:147Wh/km 平均気温:17.7℃  走行距離: 290.36km   
消費:91% → 6% 42.74kWh    
スーパーチャージャー9分 6% → 42% 360円

佐野SC→自宅:最後のSCでは自宅到着までに必要な分充電できれば良いので9分で充電を切り上げました。

電費:152Wh/km 平均気温:22.3℃  走行距離: 100.93km   
消費:42% → 11% 15.38kWh    

まとめ・所感

最後に関東〜函館間のロングドライブを通して感じたことをお伝えします。

スタンダードレンジでも十分ロングドライブ可能

スタンダードレンジでも約750kmの大移動を難なくこなすことができました。一番恐れていた仙台SCと佐野SC間(290km)の走行は現状ぎりぎりです。建設予定の郡山SCができれば問題ありませんが、冬になると暖房で使用電力が多くなるため、スタンダードレンジの場合、このSC間を無充電で走破することは難しいと思います。いざとなったらSA/PAの充電器をビジター利用すれば良いので問題はありません。

また、観光に関しても目的地のホテルで充電できれば次の日の出発時に満充電となり、航続距離が足りないと思った場面は無く、スタンダードレンジでも十分実用的です。

充電は苦ではない

行き帰り(関東-函館)での合計充電時間を見てみましょう。

行き:60分
帰り:58分

充電時間=休憩時間となるので750kmの移動で休憩が1時間以内ということになります。少なくても充電を待たなければいけないという時間は存在せず、これだけの距離を合計1時間以内の休憩で移動できたことに驚きました。むしろ感覚として本当はもうちょっと休憩したかったですが、1時間以内の休憩で済んでいるのはオートパイロットの運転支援により疲労が軽減されている要因が大きいと思います。

今回使用したスーパーチャージャはV2と呼ばれるもので、充電速度が120~150kwのものでした。今後スーパーチャージャV3が広まり旅の途中で利用できるようになるとスタンダードレンジの場合、最大170kwで充電できるので充電時間がもっと短くなります。休憩時間ももっと短くなります(汗) また、ロングレンジ/パフォーマンスの場合は最大250kwの速度が出るので、今回のようなケースだと750kmを30分充電(休憩)位で移動できてしまうかもしれませんね。

高速代が余計にかかる

スーパーチャージャは一度高速を降りて行かなければならないため、余計に高速料金がかかります。今回かかった高速代と一度も高速を降りないパターンで往復の料金を比較してみました。高速道路は用賀ICから青森IC間の料金です。

今回かかった高速代:31,780円
高速を降りない場合の高速代:22,380円(同じ出発時間を設定し、一部深夜料金適用した料金)

往復で比較してみると9,400円の差が出ました。結構大きいですよね。高速だけの距離は750km、エコカーなら無給油でいけちゃいそうなので、電気代が安いとはいえ、余計な移動時間も発生するため今のところデメリットでしかありません。

SA/PAに120kw級以上の急速充電器、あわよくばスーパーチャージャを設置してくれることを祈ります!

所感

まずは総合データはこちらです。

総走行距離:2092.87km 総合電費:149Wh/km 
消費:312.04kwh 
電気代:
スーパーチャージャ 約3680円
デスティネーションチャージャー 0円
目的地普通充電 3000円
家充電 約791円
合計 約7471円

モデル3での大移動は東京-大阪以来でしたが、今回はその2倍の2092kmを走行しました。運転に関してはハンドリングや加減速が楽しく、高速走行による不快感もなく、オートパイロットによる疲労軽減もあり、正直車に対する不満点を見つける方が難しいです。インフラ面で多少不満があるものの、改めてEVは実用性がある乗り物だと感じました。コストに関してもメリットが大きく2092km走行して、7571円でした。実燃費ガソリン(160円/l)に換算すると44.4km/lという驚異的な燃費(電費)でした。

上位モデルのロングレンジ/パフォーマンスを選択すれば、余計にスーパーチャージャのためにICを降りる必要がなく、かつV3が利用できれば充電速度が速いので長距離を移動する際は上位モデルの方が利があるかと思います。昨今スーパーチャージャが増えていて、公共の充電インフラも拡充して、充電の選択肢が増えれば増える程、上位モデルとの差が小さくなるのではないかと思います。

EV、特にテスラは実用使いで十分な性能を発揮する素晴らしい車です。乗ったことがない方はぜひ買わなくても良いので試乗されてみてください。

では、また次回のブログでお会いしましょう。

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