モデル3 SR+納車から1年が経ちました

モデル3 SR+納車から1年が経ちました

モデル3スタンダードレンジプラス(SR+)が納車されてから1年が経過したので良い点、悪い点も含め所感をお伝えしたいと思う。

車の航続距離はどうか?

1年間運転して航続距離で不満を感じたことは一度もありませんでした。今発売されている新型モデル3より21km程少ないWLTPにして409km程で実走行距離にして330km前後走ることができ、私の住む関東圏内であれば無充電で行って帰ってこれます。かといって十分かと言えばそうではないです。旅の途中であれこれ目的地を追加リクエストされると航続距離が足りなくなることもあります。

ロングドライブにおいてはテスラの超高速充電器スーパーチャージャー間の移動には全く問題なくこなせますし、EV充電器を設置した宿泊施設もあるので道中無充電で移動することが多かったです。いろんな充電計画を立ててみて一番運用が難しいと感じたのはEV充電器すらない山奥くらいだと思います。

SR+でロングドライブ

充電インフラについて

スーパーチャージャー

適度な距離にあって長距離移動は全く苦労しません。充電速度は速すぎぎなくらいで私の様な家族ずれが「ゆっくり食事でも」といったことはできないくらい速いです。20分くらいでこれだけ充電しますので、お手洗いに行ってコーヒーを買うとあっという間に走行に必要な距離まで回復します。

デメリットと言えばスーパーチャージャーは高速道路を一度降りる必要があります。SAやPAに設置して欲しいです。

急速充電

いわゆるCHAdeMO規格の充電器です。スーパーチャージャー程充電速度は速くありませんが、商業施設に無料で充電できる施設があり、かなりお世話になりました。このような施設を多用した月は1,191km走行し電気代が¥374.55に抑えられました。もちろん商業施設にそこそこお金を落としてますが、無料充電はありがたいです。

自宅充電/普通充電

充電速度はそこまで速くないですが、自宅で充電できる環境があるだけでも安心できます。しかし、1年乗ってみて必ずしも自宅に充電器が必要ではないと感じました。もちろん近所に充電できる環境があるかに依存しますが、上記のような商業施設等で充電しているので十分な航続距離が充電され、自宅に車を駐車していてもプラグを刺さない日が多かったです。満充電はバッテリーに悪影響を及ぼす(テスラのナビで警告が出る)のでプラグを刺さなかったという理由もあります。7,8割急速充電していればそれでも十分運用できたりします。

ランニングコスト

電気代

年間13,956.58km走行しました。年間の電気代は¥31,434でした。これは以前乗っていた国産ハイオク車の実燃費8.5km/lで1Lあたり¥140と計算すると¥229,740燃料にかかっていることになります。おおよそ7分の1コストが抑えられたことになります。

その他

その他のコストは以下の記事にまとめています。毎月更新していますので、興味のある方はご覧になってください。

テスラモデル3維持費レポート

オートパイロット

テスラの目玉機能であるオートパイロットですが、加減速と車線のトレースをして、ウィンカーを出せば車線変更もしてくれます。これまた曲者で良い点もあればイマイチな点がありました。

良い点

加減速やカーブを自動で行ってくれることはもちろん良い点なのですが、ヒューマンエラーや死角に入り込んだ車を検知して回避してくる点が非常に良いと感じました。オートパイロットは使用していなくても回避してくれたりします。

ロングドライブ時の劇的に披露軽減できるので、目的地についても子供と遊ぶ体力を残すことができます。

イマイチな点

ファントムブレーキがあることで同乗者に恐怖を与えてしまうことです。ファントムブレーキはオートパイロット中に誤検知や危険予知等の要因で急にブレーキがかかることです。バージョンアップを追うごとに良くなっていますが、いまだになくなりません。

その他

豪雨の時はオートパイロットが使えません。

品質

ドアハンドルが凹んでいたり、ドアのチリが合わないと言った不具合は見かけますが、幸い私の車にはそのような不具合はありませんでした。普通の車もそうですが、1年経つとインテリアのビビリ音が気になり始めました。私の場合は運転席側のシートベルトとセンターコンソール付近にビビリ音がしてサービスセンターに入庫して処置をしていただきました。

走行音が静かなので修正したらまた気になっていなかった別の箇所のビビリ音が気になるというループになってきたので、DIYで処置ができるように海外のYoutubeを参考に勉強しました。ドアのパッキンが緩んだり、良くも悪くも高級車ではないので、元々期待していないですし、自分で処置をして長く乗りたいなと思っています。

テスラサービスセンターに入庫しました

車の運動性能

SR+でも申し分ない運動性能です。信号待ちの後の発進では0発進から最大トルクが発生するので大抵の車より速いです。また、後輪駆動というのもあってワインディングがとても楽しいです。少なくてもいままで乗ってきたスポーツカー並かそれ以上に運転が楽しいと感じています。

雪道のような悪路はスピードを出すと流石に少し滑っていると感じますが、普通の速度で走る分には全く問題ないです。ガソリン車と違ってトラクションコントロールが異常に速いため滑ったかなっと思う前にすぐに車体の向きを修正してくれます。後輪駆動なので後輪だけツルツルした継ぎ目で加速しているとタイヤが空転するような感覚があります。

バッテリーについて

バッテリー劣化

TeslaFiというトラッキングツールによると劣化率は4.21%でした。しかし、実際の劣化率を測るにはいったん電欠に近い状態にして充電し、満充電時に表示される電力量(kwh)を見る必要があるため実際にはわかりません。(そもそもSR+はバッテリー容量を公表していません。50kwh前後とのことです)

あくまで数値上はこのような結果ですが、実際乗っていて直接的に影響があるかといえば全くありません。新車納車時と全く同じ感覚で1年経った今も走れているので劣化率は今のところ気にしていません。

バッテリーの待機電力

購入前からEVは止まっていても電気を消費することは知っていました。10度を下回る寒い日は1日あたり0.3kwh(-0.6%)、その他の日は大体0.1kwh(-0.2%)でした。寒い日は1週間で4~5%くらい減ります。この数値が多いか少ないかというと客観的にみると多いように思えますが、実際乗ってみてそこまで致命的ではないと感じました。

まとめ

他にもブログで伝えきれない良い点や悪い点がありますが、控えめに言ってモデル3は最高の車です!定期的に配信されるソフトウェアアップデートでオートパイロットの挙動が良くなったり、新しい機能が追加されたり、従来の車にはない体験にワクワクが止まらないです。最近米国でFSD(完全自動運転)Beta版が配信され、車が自動で運転している動画がアップロードされています。この機能がアクティベートできる車を既に保有しているというだけで非常にワクワクします。

ブログの方も開設から1年。これからも出来る限りモデル3の情報発信を続けていきます!また是非ご覧になってください。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

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