スキー場は電気自動車にとってかなり厳しい環境だが、私が乗っているスタンダードレンジプラスのModel3でも十分行って帰って来ることが出来たのでレポートしたい。
今回は世田谷某所付近からかぐらスキー場まで日帰りで行ってきたが、またしても写真を撮る余裕が無かったため、Teslafiのデータを元に書いていきます。(次はちゃんと撮ります。汗) なお、走行速度は法定速度内で±10%の範囲で走行しました。
1. 世田谷某所→高崎SC
朝からかなり寒く、Model3のモニターを見ると気温は3度、出発時刻に合わせてスケジュール設定していたため、出発時には暖気が終わり最高のコンディションで出発した。
世田谷某所で友人と合流し、朝4時16分に出発し、まずは定番の高崎のスーパーチャージャまで走行。 ここで休憩と朝食を車内でとった。
電費:167Wh/h 平均気温:3.6℃ 走行距離:93.47Km 消費:91%(340.96km) → 60%(224.73km) 15.56KWh スーパーチャージャ充電 27分 60% → 93% 約550円
60%からの充電なので充電速度は50kmhからと少々遅めでした。後から気づいたのですが、27分も充電していました。27分は長いと思われますが、普通にお手洗いに行きコーヒーを買い、予め用意しておいたおにぎりを食べたら25分経過していたので特にストレスは感じなかった。ここから湯沢ICまで北上し、一気にかぐらスキー場まで向かう。
2. 高崎SC→かぐらスキー場
湯沢ICを降りた時点で残り65%、あたりは雪で真っ白に。ここから雪道の上り坂の連続カーブを登り、残り58%でかぐらスキー場に到着します。道路は除雪してあるものの、雪道です。スタンダードレンジプラスはFRですが、FRとは思えないほどスムーズに雪道を走破。所感としては以前乗っていたガソリンの四輪駆動車と同じくらい気を使わなく走行できたような気がします。
電費:182Wh/h 平均気温:2.7℃ 走行距離:96.37Km 消費:93%(347.96km) → 58%(216.26km) 17.58KWh
ここで16時過ぎまで滑りました。車に戻ると全面氷づいていたので、空調をONにする。準備や後片付け等のアイドリング時間を含め、ここでの待機電力は2%程と思ったより少ない。
待機電力 約9時間 58% → 56%
ここから猿ヶ京の日帰り温泉で体を癒しに行きます。
3. かぐらスキー場→猿ヶ京温泉
かぐらスキー場を出発して南に30km進むと猿ヶ京温泉です。途中、上り坂が多くの電力を消費するが、苗場をちょっと過ぎたところからずっと下り坂となるのであまり心配しなくて良さそう。下り坂は常に回生ブレーキがかかるので電力を消費しない。むしろ2%程回復したことには少し驚いた。残り44%で到着すると表示され、峠を越える前は43%だったので、44%で到着は無理かな?と思っていたが、目的地に到着すると45%となっていた。テスラのシミュレーター恐るべし。また、気温も常に氷点下であったが、電費にはあまり影響しない模様。
電費:156Wh/h 平均気温:-0.6℃ 走行距離:30.36Km 消費:56%(201.68km) → 45%(162.41km) 4.76KW
猿ヶ京の日帰り温泉には20kwhの急速充電器があったので温泉に入っている間の1時間程充電させて頂いた。
急速充電 約1時間 45% → 91%
車に戻った時にはすでに90%を超えていたため、当初高崎のスーパーチャージャで充電予定でしたが、そのまま世田谷某所に戻ることにしました。
4. 猿ヶ京温泉→世田谷某所
オートパイロットのおかげで運転による疲労も少なかった。 多少渋滞があったが、電費にはあまり影響がなかった。 また、関越自動車道の上りは緩やかな下り坂になっているので、かなり良い電費となった。
電費:135Wh/h 平均気温:-1.8℃ 走行距離:172.97Km 消費:91%(339.48km) → 44%(164.72km) 23.28KWh
所感
スキーヤーの私の個人的な意見として、スキー場の駐車場に普通充電施設を作ってほしいですね。もちろん湯沢周辺のスキー場ならスタンダードレンジプラスでもSCから行って帰ってくることができることは今回の走行で分かったが、精神衛生上あまりよろしくない、というのとSCに寄らずに直帰したい方も大勢いるだろう。急速でなくて良いので普通充電を今の段階で設置できればスキー場の集客にも貢献するだろうと思う。
同乗していた友人は初めてテスラに乗り、電気自動車がこんなにも実用的な乗り物であることに驚いていた。
では、また次回のブログでお会いしましょう。