モデル3でスキー場#磐梯山

モデル3でスキー場#磐梯山

冬の電気自動車の航続距離とスキーというアクティビティを経て実用性についてお伝えするシリーズです。モデル3 SR+でアルツ磐梯スキー場へ日帰りで行ってきたのでレポートします。今回は常に氷点下に近い温度な上、吹雪の中での走行となりました。途中新しくできた郡山のスーパーチャージャー(SC)に立ち寄ったのでそちらも紹介していきます。

今回の走行条件
・法定速度内で±10%の範囲
・基本的にAP(オートパイロット)を使用
・エアコンは自動モード20~22℃設定
・シートヒーター作動(レベル2)
・純正のスタッドレスタイヤ装備

走行ルート

スタートを東京ICとし、東北道を北上。ノンストップで新しくできた郡山SCで充電&休憩し、スキー場に行って戻ってくるプランです。

自宅→スキー場へ

スキー場まで距離がありますので、最初に郡山SCによってからスキー場を目指します。SCまで260kmちょっとあるので感覚的には私の乗る2019年製のモデル3 SR+はぎりぎりといった感覚です。実際にナビに郡山SCをセットすると到着時の予想残量は8%でした。航続距離は気温によって変動することが多く、低ければ低いほど航続距離は短くなります。東京で気温が3度あり、途中那須高原を通過する辺りは-6度まで下がりました。途中急激な気温の変化にも注意したいですね。航続距離が足りない警告が出ていないので、このまま制限速度の80~100km/hをキープして走行します。

那須高原を通過するあたりです。気温が-5度になっていますね。氷点下になると足元が少し寒く感じてきます。ここらへんでエアコンの温度を21~22度に変更しました。目的地までもう少し。

5%を残して到着しました。郡山SCはフルーツピークスというフルーツのお店の敷地内にあり、V3が4基あります。ちょうど従業員の方が出社されていました。早朝ご苦労様です。

ここで充電しながら朝食を取ります。朝6時なのでフルーツのお店はやっていないのでSCの裏手徒歩1分のところにある松屋で朝食を取ります。私は深夜移動が多いので24h営業の飲食店があると非常に助かります。充電速度は162kwをマーク!1時間あたり1192km分の充電をしていることになりますね。速い!SR+では170kwが最大のようです。

ここでは30分程で切り上げてスキー場へ向かいたかったのですが、息子の食事時間が長く46分間も充電しました。

スーパーチャージャー 46分 5% → 96%  ¥1260円(42.52kwh)

スキー場へ向かいます。氷点下なのでアイスバーンでちょっとひやっとしました。というのもテスラのナビは細い道やマイナーな道でもお構いなしに案内するのであまり除雪されていない道や塩カルが撒かれていない道も走行することになってしまいます。下のような画像の道でも隠れアイスバーンがあって静止するまでの距離がかなり伸びました。走行に関しては後輪駆動にもかかわらず上手なトラクションコントロールでちょっと滑ったかな?という具合で走行には問題ないです。ここら辺は4輪駆動のグレードの方がもっとうまく捌けるのでしょう。それにしてもナビの案内に関してはやはりテスラのデメリットですね。

このあと問題なくスキー場に到着。到着と間近から吹雪となりました。スキー場到着時には73%残っていました。

電費:187Wh/km 平均気温:-0.8℃  走行距離:313.15km    
消費: 58.83kWh     

スキー場→自宅

吹雪で車の上に20cm程雪が積もっていました。遠隔で暖房とデフロスターを起動して雪を溶かしておきます。よく海外のSNSでこの方法で雪を溶かすことをやっていますが、20分程この状態にしても雪は全て解けませんでした。その代わりスクレーパーで少し押すだけで雪が落ちていくので雪を下ろすのはものすごく楽でした。写真を撮りたかったのですが、息子が凍えていたので車を撮り損ねました、ご容赦ください!

帰りには猛吹雪でどういう運転をしたのかカーブでジムニーがひっくり返っているのを見かけました。積雪は10~15cmくらいでしょうか?道の上はふかふかの雪で覆われています。朝のアイスバーンより除雪された道やふかふか雪の道の方が断然運転は楽ですね。後輪駆動なのに運転していて安心感を感じます。

さて次の目的地をセットします。最初は佐野SCを目的地にセット。予想残量は5%と少しだけ心もとないですね。というわけで再び郡山SCに戻ってフルーツピークスでランチというプランになりました。

それにしても郡山SCはとても良い充電環境ですね。24h営業の松屋や隣に公園があるので子供も遊ばせることもできます。

敷地内のフルーツピークスのランチはピークの時間は待ちますが、少し時間をずらしていくとそこまで待たずに席につけます。ランチはフルーツをふんだんに使ったお食事が楽しめます。せっかくなのでフルーツパスタを注文。果実は甘いのですが、意外とすっきりしていて食べやすいですね。このあとフルーツパフェを頼んだのですが、写真を撮る間も無く息子に食べられてしまいました(笑)お値段もリーズナブルでお勧めです。また来ます!

スーパーチャージャー 42分 50% → 100% ¥1260円(23.14kwh)

フルーツピークスで食事をする場合はどうしてもSCの充電速度が速いため途中退席して車を移動する必要があるので考えものですね。パフェだけとかならちょうど良いかもしれませんね!

その後は帰宅まで一直線でした。帰路のデータを残しておきます。帰り道は緩やかな下り坂で帰宅時の残量は35%でした。

電費:149Wh/km 平均気温:3.53℃ 走行距離:324.77km
消費: 48.4kWh

まとめ

まずは総合データから

電費:170Wh/km 平均気温:3.91℃  走行距離:631.98km   消費:107.51kWh   
電気代: スーパーチャージャー 1,911円 
帰宅後に満充電した場合→約+577円

雪道に関しては後輪駆動のモデルでも難なくこなすことができます。トラクション瞬時に効いて滑ることもほとんどありませんでした。スキー場の広い駐車場で急ハンドルでドリフトのように滑れるか試してみました。もうちょっとスピードを上げれば滑りを体験できたかもしれませんが、時速40kmくらいの速度域では本当に滑らないです。たまに雪道を走行する程度であれば後輪駆動のモデルでも全く問題ないです。

新しくできた郡山SCはインターから4~5分とかなり好立地でかつ飲食店やコンビニも徒歩圏内にあるため、とても使い勝手が良いですね。今後も郡山SCがロングドライブの経路充電として使う機会が増えそうです。ただ、やはりインターを降りて充電する必要があるためインターとSC間の移動と高速料金が増えてしまうことはデメリットと言えます。今後SA/PAに100kw以上の高出力な充電器が配備されることに期待したいですね。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

ロングドライブカテゴリの最新記事