モデル3でスキー場#苗場スキー場

モデル3でスキー場#苗場スキー場

テスラモデル3 標準グレードの(スタンダードレンジプラス)でどこまで行けるか、実用性をレポートをするシリーズです。EVを検討・購入される方に向けてEVのリアルな運用をお伝えできればと思います。今回は息子が「スキーに行きたい!」という要望を叶えるためにスキーをメインに楽しめるゲレンデ直結のホテルを考えたところ私が学生時代によくお世話になった苗場プリンスホテルが思い浮かび、私たちのようなファミリーにも利用しやすいということもあり久しぶりに訪れてみました。

走行ルート

今回は苗場プリンスホテルが目的地です。目的地には充電施設がないため途中のスーパーチャージャー(SC)で多めに充電をしておく必要があります。東京から苗場は無充電で行けなくはないですが、目的地で電欠してしまうと大変なので今回はルート上の高崎SCを利用しました。

テスラスーパーチャージャーの一覧マップ

自宅→苗場

今回もトランクは相変わらずパンパンです。家族4人利用のセダンにしてはよく積載できる車だと思います。

大きいトランクと小さいトランクを1つずつ、小さい方はフランク(フロントトランク)に。
子供用と私のショートスキー1本ずつと168cmのスキー板は以前紹介した方法でコンソールセンターに積んでいます。

モデル3でスキー場#奥志賀高原

高さのある荷物は手前に配置するようにしてスノーボードは斜めに置いて押し込む形で入りました。子供は現在5歳と3歳で子供用のスキー用の道具は上の長男のみです。下の子もスキーをするようになるといよいよキャパオーバーになりそうです。

さて、朝7時頃苗場に向けてテスラナビをセットします。もちろん無充電では到達できないことはわかっているので、途中ルートとして高崎SCを設定。

テスラナビは高崎SCで充電時間は0分と表示されています。恐らく充電しなくても目的地に辿り着けるという意味でしょう。しかし、目的地に充電器はないのでここで多めに充電する必要があります。

普段エアコンの温度を20度に設定していましたが、この時エアコンを22度に設定していました。なんか暑いなーと思ったら..笑 2019年製のモデル3はヒートポンプを搭載していないため、PTCヒーターという効率が悪いヒーターを使用しているため高い温度に設定するとそれが1度であってもかなり電費に影響してきます。

無事高崎SCに到着しました。充電を開始するとテスラナビが目的地までに必要な充電量に達すると通知が表示されます。なんとこの通知はスマホのアプリにも表示されます。

86%まで充電して高崎SCを発ちました。

スーパーチャージャー 19分 43% → 86%  約¥580円(19.5kwh)

41%を残して到着です。到着時はバタバタしていて写真はありませんでしたが、2泊滞在中に雪に埋もれていました。

今回の行程はとても電費が悪かったように思います。通常多くても180~200Wh/kmくらいなのが、今回は252Wh/kmと多く電気を消費しています。いくつか考えられる原因を挙げています。
1.暖房の温度が通常より2度高かった
2.スーパーチャージャーへ向けた電池のプリコンディショニング
3.スタッドレスタイヤが4シーズン目ということもありタイヤの劣化
4.平均気温が低い

最新のモデル3はヒートポンプを搭載しているので1と4についてはそこまで心配しなくて良いと思います。また2は通常より+20~25Wh/kmくらいになることはわかっています。あとはスタッドレスタイヤでしょうかね。。今シーズンで破棄しようかと思っているので良いのですが、タイヤの劣化も電費に大きく作用すると思いますね。

電費:252Wh/km 平均気温:3.23℃  走行距離:190.90km    
消費: 48.16kWh   

苗場→自宅

3日間滞在していましたが、やはりインバウンドのお客さんが多いなと感じました。日本人は全体の2割?くらいしかいらっしゃらなかった感覚です。

前日はかなり雪が積もったようで車に戻ったら霊柩車みたいになっていました。雪下ろしをしてから帰路につきます。

到着時は41%でしたが、車に戻ると36%でした。パーセントの左側に氷マークが表示されているのは低温時に表示され、本来の%よりバッファーをとって低く%を表示しています。到着時の残量もその分減らして表示されているようですね。到着時の予想残量は12%と表示されています。走行するとこのマークが消えて本来の %が表示されるようになります。

高速に乗る手前で氷マークが消え%が増えました。12%到着予想でしたが高崎SC到着時は17%となりました。

スーパーチャージャー 10分 17% → 55%  約¥440円(17.28kwh)

ここでは自宅到着までに必要な残量だけ充電すれば良いので10分間だけの滞在となりました。

帰りは緩やかな下りとなるので、電費はよくなる傾向にあります。行きの252Wh/kmと比べると全然違いますね。気温行きよりも高く、電費に影響しています。到着時は22%でした。

電費:152Wh/km 平均気温:8.72℃ 走行距離:208.87km 消費: 31.8kWh

総合するとこんな感じになりました。

電費:200Wh/km 平均気温:6.43℃  走行距離:399.77km   消費:79.96kWh   
電気代: スーパーチャージャー 1,416.81円 

帰宅後にハプニング

帰路で息子が具合が悪いということで小児科に連れていくことになり、、もちろん車で連れて行きました。そしてさらに大きな病院に行くようにと医師から指示が。。残量が22%なので長距離は走れませんが、幸い10km内の病院だったので電欠することなく残量9%を残してその日の走行を終えました。息子は現在元気を取り戻していますが、もしこの時にぎりぎりの残量で自宅に到着していたらこのようなハプニングに対応できなかったと思います。電気自動車は即座に補給できない分運用にはバッファーを残す必要がありますね。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

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