テスラモデル3のジャッキアップとタイヤ交換

  • 2021.04.02
  • DIY
テスラモデル3のジャッキアップとタイヤ交換

暖かくなってきたので冬タイヤから夏タイヤにDIYで交換したので紹介したいと思います。以前のブログの「テスラモデル3のタイヤ交換に必要な知識」という記事では業者さんにお願いする際に必要な知識について紹介していましたが、今回はDIYで安全なジャッキアップ方法とタイヤ交換について紹介していきます。

必要な道具

まずは道具を揃えます。

フロアジャッキ

WEIMALLの3tフロアジャッキを購入しました。車自体は2t弱、かつ片側だけ持ち上げるので2tや1.5tでも良かったのですが、安全を見て力の強いものを選びました。


ジャッキスタンド

フロアジャッキだけで済ませられる場合もありますが、フロアジャッキはあくまで持ち上げるツールでそれを保持することには特化していないため、安全のためジャッキスタンドも使いましょう。

通常のジャッキスタンドはテスラのアダプタに適用できない形状となっているので、今回は「THE RENNSTAND BY SAFE JACK」というジャッキスタンドを海外通販で輸入して使用しました。フロアジャッキに乗せて車を持ち上げ、その後に足とロックを取り付けて設置します。

今回はTeslaratiというサイトから購入しましたが、元々はSafejackというジャッキスタンドを作っているメーカーTeslaratiとのコラボ商品として赤いSafejackが販売されています。元々のSafejackより購入することもできます。 Teslaratiで購入するより安く済みますが、赤色ではなく黒っぽい足となっています。人気製品のようで納期まで3~4週間かかります。

トルクレンチ

トルクレンチはラグナットの締め付けに使用します。トルクレンチは安いものから高いものまでピンキリです。違いとしてはトルクの精度が主に挙げられます。走行中に締め付けが弱くてタイヤが外れないようにトルクレンチはしっかりしたものを選びたいですね。

私が選んだのはKTC プレセット型トルクレンチ12.7sq 40~200Nmという製品です。トルクを予めセットして締め付けるタイプのトルクレンチでレンチのダイヤルを回すことでトルクをセットできます。そこそこお値段しますが、しっかりISO取得されているので安心して使えるかと思います。ソケットは付属していないので21mmのものも購入します。

インパクトドライバーまたは十字レンチ

ラグナットを付け外しする際に使用します。私は髙儀のインパクトドライバーを使用しました。21mmのソケットが付属しているため、追加でソケットを購入しなくて済みます。十字レンチを使用すると安く済ませられますが、インパクトドライバーの方が断然作業効率が高いです。

タイヤストッパー

地味ですが、車を持ち上げている最中に移動しないように固定するとても重要なツールです。

タイヤ取り付けと取り外し

以前のブログでも紹介しましたが、モデル3のジャッキアップポイントは4箇所のみです。これ以外の箇所をジャッキアップするとバッテリー破損に繋がり、保証が受けられなくなります。多くの車はセンターにジャッキアップポイントがあり、2輪同時に持ち上げることができますが、ジャッキスタンドが1個しかないので1つずつ交換していきます。

パーキングブレーキ

出来るだけ平な場所に車を移動し、Pレンジにします。その後Pレンジ長押しでパーキングブレーキがかかった状態にします。PARKのマークが出ていればOKです。

タイヤストッパー

作業する車輪の対角線上の車輪を固定します。右前の車輪を作業する場合、左後ろの車輪を固定します。

ジャッキアップ

ジャッキアップ前に少しだけトルクレンチで少し緩めます。ジャッキアップ前に緩めておくことによってタイヤが回らなくて良いです。緩める順番は一般的に対角線上のラグナットを緩めると良いです。トルクは175Nmにセットしておきます。

先ほどのジャッキスタンドをジャッキアップポイントとフロアジャッキを挟むようにして車を持ち上げます。その後に足を装着する感じです。下の画像は試しにスタンドに乗せている時の画像ですが、意外と高くまで持ち上げないと足が付けられない印象です。あと普通に乗っているとサスが下がっている状態になるので、フロアジャッキにスタンドの上部を乗せて車の下に入れようとすると入らないことがあります。その時は一旦ジャッキパッドとフロアジャッキを使って持ち上げ、サスを伸ばしてしばらくして戻すと適性な高さになり、スタンドとフロアジャッキを下に挟み込むことができるようになります。足をセットしたらゆっくりフロアジャッキを下ろします。

タイヤの取り外し/取り付け

持ち上がったら足を取り付けてフロアジャッキを下ろします。しっかりスタンドに乗っていることを確認してからラグナットを外していきます。ラグナットを外すとタイヤが取り外せるようになるので、外してクリーニングします。2シーズンを終えたスタッドレスタイヤですが、まだもう1シーズン使えそうです。冬は回生ブレーキが効きづらいのかブレーキを使用する頻度が高かったためブレーキダストがそこそこ付いていました。あと石ころがいっぱいはさまっているので全て取り除きました。取り外したタイヤは今後タイヤローテーションをするのでどの位置についていたかシールか何かでメモを残しておいた方が良いですね。

タイヤの取り付けは取り外しの逆の作業をすれば良いです。タイヤをセットし、ラグナットを対角線上の順番に締め付けます。

フロアジャッキをスタンドの下に回し、少し持ち上げます。その状態でスタンドの足を外してからゆっくりフロアジャッキを下げます。最後にトルクレンチで175Nmで対角線上の順番に締め付けて完了です。

この作業を4輪繰り返します。

まとめ

今回は専用ジャッキスタンドを使った安全なジャッキアップとタイヤ交換について紹介しました。今回はスタンドを1つだけ使いましたが、前後でタイヤローテーションをする際には前後にスタンドを設置すると良いですね。4つ使って全輪浮かすこともできます。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

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