ハイブリットと電気自動車どっちが経済的?テスラオーナーから見た比較

ハイブリットと電気自動車どっちが経済的?テスラオーナーから見た比較

私自身、電気自動車を保有して4年以上が2024年1月時点でハイブリットと電気自動車のどちらが経済的か考えてみました。電気自動車って経済的みたいだけど、実際どうなのか?実態がよくわからないことも多いかと思います。結論からお伝えすると燃料代のみのコストで単純比較するとハイブリットの方が経済的であることが多いと思います。内訳を見てみましょう。

燃料代

ハイブリッドならレギュラーガソリン、電気自動車なら電気を使用しますね。今回は乗り方にもよりますが、月1000km走る想定で計算してみます。

ハイブリット車

今回はこの記事を書いている時点の比較でe燃費によるとレギュラー1Lあたり170円

比較対象はトヨタハリアーハイブリットを参考にします。最新モデルの燃費は良くみんカラのサイトを見る限り18~20km/Lとのことで20km/Lとしましょう。

これで月1000kmなので1000km÷20km/L=50L

50L×170円=8,500円

また、私の家族が保有しているヤリスクロスでもう1つベンチマークを見てみましょう。
見てみると驚きの30km/Lのようです。

その場合、5,661円という素晴らしい結果になりますね。

電気自動車

これを踏まえた上で電気自動車を比較してみましょう。電気自動車は使い方によって変わり大まかに3タイプがあるかと思います。自宅のみ充電、外出先のみの充電、その両方。今回は自宅のみと外出先のみのパターンで見てみましょう。

燃費にかわる電費は私のモデルYロングレンジの総合電費160wh/kmとします。

自宅充電のみで運用

このタイプは自宅の電気料金によって異ってきます。使用量にもよりますが、我が家でも使っている「まちエネ 自宅充電し放題プラン」で比較してみます。

基本料金は5600円と高めですが、深夜1〜5時の間は0円で充電できます。

我が家では使用電力の3割位は電気自動車で使っているので、基本料金の3割の約1900円となります。

外出先のみで充電する運用

このパターンが一番コストがかかります。電気自動車には急速充電と普通充電の2つありますが、それに加えてテスラはスーパーチャージャーが使えます。基本的に充電速度が高いほど、コストが高くなります。

電気自動車は車を止めている時間に低速で充電することでコストを抑えられます。今回は外出先の普通充電を利用したケースとスーパーチャージャーを使った例を考えます。

普通充電メイン

電気自動車は基本ディーラーが出している充電プランを選択すると安く済みます。日産のZesp3のシンプルプランは月会費1100円で普通充電が3.3円/分とかなり抑えられます。

テスラはディーラーのプランには入れないので、eMobilityPowerを選ぶことになります。普通充電プランで基本料金1540円で普通充電3.85円/分。

eMobilityPowerのカードで仮に1000km分充電すると充電速度が6kwの場合、27時間。

1620分×3.85円=6237円

基本料金を加えると7777円

スーパーチャージャーメイン

一方スーパーチャージャーは残量が少なければ少ないほど速度が出ます。逆に多ければ多いほど充電速度が低下します。また、スーパーチャージャーは充電時間(分)単位で課金されていくので、最も充電効率の良い速度で、短時間で多く充電すると安く抑えられます。

私のモデルYの場合は80%の充電残量を超えると速度が低下してくる為、最も効率の良い20→80%まで充電した時のデータを元に計算します。その時は20分充電の1,295円でした。充電量は35.6kwh

仮にこの効率の良い運用をしたとして、1000km分充電するには

大体4.5回程スーパーチャージャーで充電が必要です。

つまり 5827.5円となりますね。eMobilityPowerより安くなったのは少し驚きですね。

ただ、毎回ここまで上手く充電することは難しく現実的ではありません。

仮に11%から何も考えず満充電を繰り返す場合で計算してみると、9644円という結果となりました

まとめ(ランキング)

その他には自動車税種別割があります。電気自動車は25,000円、上記で挙げていたハリヤーは43500円、ヤリスクロスは30500円と電気自動車の方が安いです。

年間10000km走る場合のランキングはこちら

1位:電気自動車(自宅充電) 22800円(充電) + 25000円(自動車税)= 27,800円

2位:電気自動車(テスラスーパーチャージャー高効率利用) 58275円(充電)+ 25000円= 83,275円

3位:ハイブリット(ヤリスクロス) 56610円(ガソリン)+30500(自動車税)=87,110円

4位:電気自動車(普通充電) 77770円(充電) + 25000円(自動車税)= 102,700円

5円:電気自動車(テスラスーパーチャージャー通常利用) 96440(充電)+25000(自動車税)=121,440円

6位:ハイブリット(ハリヤー) 85000円(ガソリン)+43500(自動車税)=128,500円

個人的には自宅充電並の料金で充電できない場合は、ヤリスクロスのようなハイブリッド車の方がコスト的にはおすすめです。ただ、排気量が上がってくるとハイブリットでも税金とガソリン代が高くつくので、電気自動車を選ぶメリットはあるのかなと思います。

ただ、急速充電は充電を待つ時間が発生するのでメインとして運用することはおすすめしません。低速でも良いのでベースとなる充電環境があることがベストですね。

このランキングの中では紹介していませんが、自宅に太陽光パネルがあり、その余剰で車を充電できれば実質タダで車を動かせちゃいますね。

では、また次回のブログでお会いしましょう。

充電カテゴリの最新記事