ロングドライブの充電計画方法とツール紹介

ロングドライブの充電計画方法とツール紹介

テスラ車をはじめEVでロングドライブをする場合、ある程度充電計画が必要である。この記事では私が充電計画によく利用するツールを紹介していく。

A Better Route Planner

A Better Route Plannerは私がこれまで走行してきた実データと照らし合わせて検証したが、かなり高精度な充電残量予測を知ることができるツールである。より細かいパラメータを設定することでさらに精度が高い結果を得られる。本サイトは英語のみ、日本語版は存在しない。このツールは無料で誰でも利用が可能

例えば、六本木のスーパーチャージャーから広島のスーパーチャージャーまでロングドライブすると仮定して設定を進める。

まずは出発地と目的地の設定をする。経由地ももちろん設定可能。テキストボックスの日本語入力は不可、基本的には英語入力となる。英数字で文字を打ってEnter押すと地名検索が可能であるが、スーパーチャージャーと都市名くらいしか表示されないため、その他の場所を設定する場合は、地図上で直接場所を右クリックして地点を入力してあげる必要がある。

続いて画面左上の「Show Settings」をクリックするとパラメータが設定できるようになる。

標準設定
Model:モデルを選択。テスラ車以外も指定可能
Reference Consumption:生涯電費か普段の電費を設定
Reference Speed:Max Speedに対して何%の速度で走行するか設定
Max Speed:最大速度。主に制限速度を入力
Start Depart Charge:出発時の残量
Charger Min Arrival:充電施設到着時の残量
Goal Arrival Charge:目的地到着時の残量
詳細設定
Outside Temperature:外気温
Wind:風速。風向も設定可能
Road Conditions:路面状態。ドライ、雨または雪、豪雨または雪から選択可能
Extra Weight:追加で積載する場合はkgで記載
Battery Degradation:バッテリー劣化率
Time to Open Charge Port:未確認。充電開始までの時間?
Avoid Route:高速回避等設定可能
Fast Chargers:利用する充電施設を選択

設定を閉じ、Plan Routeボタンを選択するとルート検索が開始される。

数秒後、ルート検索が完了する。いくつかルートを提案してくれる。行は目的地および経由地、列は左から、
Arrival Charge:到着時の充電残量
Depart Charge:出発時の充電残量
Charge Duration:充電時間
Charge Cost:充電料金
Duration:行と行の間に表示されている時間が移動時間
Distance:移動距離
Arrival Time:到着時間
Depart Time:出発時間

今回の条件は目的地到着時の20%をとしたが、安全をみて30%に変更すると、

このように充電回数とルートが変更になったことがわかる。このような具合で充電計画を作成が可能だ。また、このツールはiPhoneとAndroidでも同じ機能が使え、さらにライブでルート案内も可能だ。

「A Better Route Planner」
https://abetterrouteplanner.com/

では、次回のブログでお会いしましょう!

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