納車して3ヶ月モデルYのレビュー

納車して3ヶ月モデルYのレビュー

テスラモデルYロングレンジAWDが納車されて3ヶ月、7600km程走行したので以前保有していたモデル3 RWDと比較しながら良い点、悪い点も含め所感をお伝えしたいと思う。

モデルYはどれくらい走行できるか?

航続距離

電気自動車で多くの方が一番気になる点は航続距離かと思っています。結論からお伝えするとモデルYロングレンジAWDは良好なコンディションで100%満充電から0%まで大体550kmくらい走行できます。こちらの記事で検証しているので是非ご覧になってください。モデルYが納車されてまだ冬を越していないので冬の寒さがどれくらい電費に影響を及ぼすか検証していきたいですね。

街乗りの電費が悪い

モデルYロングレンジは前後にモーターが搭載され、バッテリー容量も大きいため車体はおおよそ2トンあります。車体が重いせいか街乗りでの電費は大体200~220wh/kmです。以前乗っていたモデル3 RWDは120~160wh/kmとかなり良かった分、電費が悪いと感じます。街乗りだけで大体330km走れることになりますね。

高速域での電費は良い

上の記事にも紹介していましたが、時速100kmで走行して電費が131wh/kmと街乗り電費より良い成績です。高速だけだと570km前後走れることになり、ロングレンジという名に恥じない高速巡行が得意な車ですね。

気温33度以上になると電費がかなり悪化する

以前のモデル3では酷暑日でも200wh/kmを超えることはほとんどありませんでしたが、モデルYにしてから酷暑日で200wh/kmを下回ることは難しいです。最近のテスラにはヒートポンプという熱交換で車内の気温をコントロールしているせいもあるのか、今年の夏は非常に電費が悪かったです。

充電について

スーパーチャージャー

以前のモデル3 RWDでは最大充電速度170kwでしたが、モデルYロングレンジは最大250kwの速度で充電できます。この差は実運用において差が出るかと言ったらほとんどないですね。我が家のようなファミリーは一度の充電に50分くらい時間をかけるのでこれくらい充電が速いとどちらにしても満充電近くまで充電できてしまいます。

自宅充電

我が家の充電器の出力は最大4.8kwです。最大容量50kwhのモデル3ではこの速度で十分でした。しかしモデルYロングレンジに乗り換えてこの速度が非常に遅いと感じました。例えば20%を残して自宅に到着した場合、想定残量は15kwhです。満充電にするとバッテリーが痛むので普段は80%に設定しています。仮に80%まで充電したとして45kwh程必要になります。この45kwh分を充電するとなると大体9~10時間充電必要になります。普段は深夜の時間帯の安い料金で充電するので1日で充電できる量は大体20kwhとなります。80%まで充電するのに2日とちょっとかかってしまうのは流石に遅いですね。これは実際に運用してみないとわからなかったですね。これについては家の電気工事で出力をアップする予定です。その運用も今後紹介していければと思います。

ファミリーカーとしてどうか?

結論からお伝えすると「控えめに言って最高です。」。

フランクが大きい

フロントトランクは小型のスーツケースから家族4人分の買い物までなんでも入ります。普段バックで駐車することが多いのですが、車の裏まで隣の車に気をつけながら荷物を入れなくていいんです。フランクに投げ入れるだけで済みますから。これはモデル3の時より利用頻度が高くなりました。今後サードパーティ部品を取り付けて電動化していきたいと思っています。

トランクも大きい

家族4人でキャンプ用品を詰め込みました。詰め方ちょっと下手ですが、下手でもたくさん詰めちゃうんです。最近はキャンプシリーズの記事も書いているので参考になれば嬉しいです。

車内の居住性は?快適?

セダンのモデル3よりかは広いですが、そこまで差がないのでとても広くなったと感じてはいません。車内の空間があるのでモデル3よりも冷房が効くまで時間がかかるかなと言った印象です。

車の品質はどうか?

アメ車だから品質はアレだよね。と思われるかもしれません。実際に私が乗っていたモデル3は組み付けのチリがずれていてご愛嬌な部分がありました。しかし、これはもう過去のものかもしれません。日本にあるテスラは上海で生産された車両で、私のモデルYも上海で生産されたものです。ここまで正直品質で悪いと思ったことはありません。

車の運動性能はどう?

セダンタイプのモデル3に比べると少し劣ります。SUVなので車高が高いせいですかね。しかしこれはセダンの車と比較しての話で、慣れてしまえ場問題ないし、SUVの中ではかなりしっかりとした乗り味かと思います。ラインを綺麗にトレースできるし、ハンドリングも非常に直感的で操作しやすいです。

乗り心地は良い?

高速走行においては静かでオートパイロットと車高が高いこともあってか飛行機を操縦しているような感覚で非常に快適です。昔よくあったなにもないのに走行中に突然ブレーキが作動するファントムブレーキはもう皆無です。

しかし、低速時は少し不満がありました。それは大きめの凹凸を低速で走行するとその凹凸をモロに拾ってしまうというものです。恐らく車高もあるのですが、純正で履いているハンコックのタイヤが半分くらい悪さしているかと思います。解決案としてミシュランのタイヤに変えて検証したので興味のある方は記事をご覧になってください。乗り心地改善に向けてもう少してこいれ予定です。

駐車場は大丈夫か?

モデルYは横幅1920mmと大型の部類に入ります。モデル3は1850mmですので、実際には7cm程幅が増えたことになります。まあ、古い規格の駐車場の場合、サイズオーバになります。駐車においては多少運転の技量が必要かなと思います。

意外な盲点としてはモデル3より乗り降りが楽な点があります。モデル3よりドアの形状が縦長で短いのでドアを開ける角度が大きいんですね。そのおかげか後部座席の子供の乗り降りで苦労したことは今のところないです。

まとめ

何度もお伝えしたいです。この車は本当に控えめに言って最高の車です。元々私は車に対して走りを重視して車を選んでいました。家族が増えて車も大きくなり、走りという点においては妥協しなければと思い込んでいたこともありました。しかし、モデルYは積載性と走り、両方とも満たしてくれます。さすが、世界で一番売れているEVというだけあります。私の知り合いも含め世の中の子育てパパさんはミニバンに乗り換えていく方多いですが、このモデルY、絶対試乗していただきたいです!標準のRWDでも十分走りますが、特にロングレンジモデルはファミリーとしては安心感があり、電欠の心配はほとんどありません。Ratonが自信を持っておすすめできる1台です。

おまけ

下の画像にリファラルのリンクを貼っておきます。Demo Driveをクリックすると試乗予約ができます。地球アイコンから日本を選択するとJapanのページが表示されます。しつこい営業もないのでまだテスラに乗ったことがない方は是非体験いただきたいです。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

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