モデル3オーディオアップグレードのすすめ

モデル3オーディオアップグレードのすすめ

この記事はモデル3の標準オーディオをさらにアップグレードしたい方に向けて私が以前DIYで取り付けたスピーカー/アンプの過去記事から注意点の紹介や、私見を交えつつ後悔のないアップグレードを目指して行くための記事です。

それではいってみましょう!

不満点は何か?

まずはここを明確にしていきましょう。
私の場合、モデル3 SR+乗っていて不満点はこんな感じでした。

・サラウンド感:前方からの音しか聞こえない。後部座席にスピーカーがあるが、ほぼ聞こえない。
・スピーカー:高めの音域や女性ボーカルの声が聞き取りづらい。低音が弱い。

モデル3のSR+の場合は大体こんな感じかいずれかになってくるかと思います。イコライザーで多少良くなりますが、バンドが5つしかないため細かいところまでは調整できず不満がありました。また上位グレードの場合はスピーカーの音質自体に不満が出てくることもあるかと思います。

モデル3のスピーカー自体は上位グレードとSR+で同じスピーカーを使っており、その音質自体悪いというわけではありません。

サラウンドとスピーカーの音質

ここで勘違いしがちなのが、サラウンド感とスピーカーの音質は全く別のものであるということです。

サラウンド個々のスピーカーの配置やタイムアライメント、出力の調整を可能な限り調整し、車内のどの方向からも音が聞こえるように音場を作り、臨場感を高める役割があります。

スピーカーの音質:これに関しては色々な意見がありますが、個人的にはスピーカー自体が良い悪いが存在するわけではなく、スピーカー自体が持っている音域の特性と自分の耳の感じ方との相性で決まるものかと思っています。

まずは車に乗り込んで好きな音楽を再生し、どちらに不満点があるかを探ってみましょう。

サラウンドのアップグレード

サラウンドに関しては主にSR+が対象になるかと思いますが、結論からお伝えするとサラウンド感を追加するにはアンプが必須です。以前、取り付けた非アクティブスピーカーを有効化するワイヤーハーネスは、リアとAピラーのスピーカーを有効化させることでサラウンド感を作り出す商品を紹介した記事があります。

モデル3スタンダードレンジプラスのオーディオアップグレード

こちらの商品は施工時間もあまりかからないので、手っ取り早くサラウンド感を出すことはできますが、私は音楽が好きな方には特にこの商品はおすすめしません。理由は以下の2つです。

・有効化したスピーカーはネットワークを介していないため、特に高音や重低音でノイズが発生する傾向がある
・各スピーカーのタイムアライメント調整と音圧レベルの調整ができないため、他のスピーカーとのバランスを取ることができず臨場感に欠けてしまう

これを解決するのに登場するのが、アンプとなります。専用設計なので私はHansshowのアンプを選びましたが、自分で配線できるなら他のブランドのアンプでも良いかと思っています。こんな感じで取り付けます。

モデル3スタンダードレンジプラスの完全プレミアムサウンド化

アンプを追加することにより、個々のスピーカーの調整が可能になり、綺麗なサラウンド感を作り出すことが可能になります。この商品はサブウーファーもついてくるので重低音が加わり、音楽の感じ方が別次元になります!先程から出てくるタイムアライメントや音圧レベルの調整について解説しているので、ご興味があればこちらもご覧になってください。

モデル3スタンダードレンジプラスの完全プレミアムサウンド – チューニング編

サラウンドを意識したスピーカー交換

例えば車の前方にあるスピーカーだけ交換したとしましょう。スピーカーの音の広がり方も良く、好みの音色であったとしても1箇所だけスピーカーを交換するだけではサラウンドのバランスが崩れてしまいます。この場合は前方だけから音が出ているような感覚になるでしょう。サラウンド感を出すためにアンプで音圧レベルを調整してある程度バランスを取れる場合もありますが、スピーカーの性質が違うのでちょっと違うなという感が残ります。サラウンド感を出すためには、1点だけのアップグレードより全体のバランスが整うようなスピーカー選びをしたいですね。気に入ったメーカーがあれば全てそのメーカーで整える等、もちろん好みの問題もあります。

スピーカーのアップグレード

冒頭でもお伝えしたように音質はスピーカーが持っている音域の特性と自分の耳の感じ方との相性で決まります。モデル3には標準でミッドレンジスピーカー、ウーファー、ツイータ、サブウーファーがあるので、それぞれ代わりとなるスピーカーを選ぶ形になるかと思います。たくさん試聴して好みのスピーカーを選んでいければ一番間違いないかと思います。

モデル3への取り付けに関してはこちらをご覧ください。

モデル3のフロントスピーカーアップグレード#1

モデル3のフロントスピーカーアップグレード#2

モデル3のウーファーアップグレード

モデル3のリアドアスピーカーアップグレード

スピーカーの性能を最大限引き出す

せっかく気に入ったスピーカーを取付だけして楽しむのは少し勿体無いです。スピーカーを取り付け終わったらその性能を最大限引き出しましょう。車内のイコライザーで5バンドしかないため細かいところまでは調整できず、痒いところに手が届かないことがあります。そこで役に立つのがやはりアンプです。

スピーカーが持つ特性と周波数

モデル3には標準でミッドレンジスピーカーとウーファーとツイータがありそれぞれ得意な音域が異なります。ツイータに重低音はできませんし、ウーファーに高音は鳴らせないようにそれぞれ役割があります。アンプがスピーカーに周波数を送りそれが音になります。得意な周波数では綺麗に音が鳴ってくれますし、逆に得意でない周波数を鳴らそうとするとノイズになったり音量が下がったりします。また、同じミッドレンジスピーカーでもメーカによって得意な領域が異なり、カバーする音域が異なってきたりします。全ての周波数がいずれかのスピーカーで鳴ることを意識してシステムを構成します。アンプでスピーカーに送る周波数を調整することができます。この作業をすることによって不得意な周波数はカットし、ノイズの発生が抑えられスピーカーが綺麗な音で鳴ってくれます。

その他はチューニング編で紹介しているのでこちらもご覧ください。

モデル3スタンダードレンジプラスの完全プレミアムサウンド – チューニング編

まとめ

ここまでサラウンド感とスピーカーのアップグレードについて紹介してきました。正直オーディオは沼のような感じで音のために金を注ぎ込んでしまうなんてこともあるかと思いますが、基本的にはスピーカー同士のバランスを整えたサラウンド感スピーカーがカバーする音域がしっかりできていれば余計な出費は減らせるのではないかと思います。それにどれだけ投資してもロードノイズや激しい雨で音が遮られてしまいますし、私の場合は子供がいるのでアンパ○マンや機関車トー○スの音楽しか再生させてくれなかったりするので、考えものですね。

では、また次回のブログでお会いしましょう。

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