モデル3 SR+遠出#2 大阪

モデル3 SR+遠出#2 大阪

モデル3 SR+(スタンダードレンジプラス)でどこまで行けるか、遠出レポート第二弾。今回は仕事と観光を兼ねて世田谷某所から大阪(レポートでは京都まで)までモデル3で行ってきた。スタンダードレンジではSC(スーパーチャージャ)を各停しなければならないと思われがちだが、今回はSC飛ばして最小限の充電回数で目的地に向かうことができた。これからモデル3を買う方はSR+だと遠出はこんな感じ、また、既にSR+を購入されている方は充電計画の参考にしてもらえればと思う。夜で写真がボケ気味ですが、ご容赦ください。

今回も走行速度は法定速度内で±10%の範囲で走行し、基本的にはAP(オートパイロット)を使用した。なお、エアコンは自動モード20℃設定、純正のスタッドレスタイヤ装備とした。

1. 世田谷某所→浜松SC

出発当日はうっかりフル充電設定を忘れて慌てて急速充電。100%にはならなかったが93%で世田谷の用賀ICを出発した。 夜にしては比較的暖かく一部雨予報であったが降水はなく気温は8度。 時刻は23時過ぎ、テスラナビを浜松SCに設定し、予想残量が28%という表示を確認して、目的地に向かった。

今回の目的は「SC飛ばし」ということで本来は六本木か都内のSCから出発したかった所だが、ご容赦頂きたい。

電費:143Wh/km 平均気温:8.5℃   
走行距離:231.45Km 消費:93%(345.7km) → 26%(97.78km) 33.1KWh 

浜松スーパーチャージャ充電
33分 26% → 88% 約940円 

深夜の東名高速道路は高速バスやトラックが多く、流れに乗れたためか、そこそこ良い電費で走行することができた。テスラナビの予想残量より-2%で到着と精度はかなり高く、さすがテスラと言わざるを得ない。

浜松SCは浜松SAに入ってずっと左手を走行し、駐車場を通り過ぎた所に出口がある。一旦このスマートICを出る必要があり、高崎SCと違って再侵入の料金が適応されないため注意したい。スマートICを出てずっと左手に進むと浜松SCが見えてくる。街灯が少なく縁石も見えづらいため注意が必要。浜松SAとSCの距離は10mくらい、というか隣接しているので、繋げてくれないかなと思うのは私だけでないと思う。

深夜到着のため浜松SAのお店はほとんど営業終了。コンビニでお茶だけ購入して車に戻った。充電中に次の目的地となる京都SCの目的地をセットし、予想残量をチェック。現在88%の時点での予測残量は23%だったため、そのまま充電を切り上げて京都SCへ出発した。

2. 浜松SC→京都SC

浜松SCから名古屋の伊勢湾岸自動車道を通って新名神高速道路に入り京都へと向かう。ここの分岐を間違えると大変なため、万が一間違えた場合、京都SCに到達できない可能性があるので諦めて途中の急速充電を利用する対応したい。新名神高速道路に入ると上り坂が続き、一時予測残量が18%と表示されたが、しばらくすると22%に戻っていた。道路照明がない道をずっとAPで進んだが、 追い越し車線の右側の車線を見失い、1,2回車線変更に失敗する場面もあったが、 それ以外は問題なく走破することができた。

費:148Wh/km 平均気温:7.3℃   
走行距離:227.78Km 消費:88%(324.91km) → 22%(74.69km) 33.7KWh 

京都スーパーチャージャ(アーバン)充電
37分 22% → 87% 約1200円  

なお、今回は新東名の制限速度120km区間は120kmに合わせて走行したが、予想残量より-1%で京都SCに到着した。京都SCはアーバンタイプのSCが設置してある。普通のSCと違い61kwまでしか速度がでないため、通常のものより若干時間とコストがかかる。また、SCにはほとんどガソリン車が多く止まるようで、SCを利用した後はEV専用のコーンを戻すように意識したい。

その後、日中大阪まで向かい仕事や観光を済ませ、再び京都SCに戻ってきた。

京都スーパーチャージャ(アーバン)充電
7分 44% → 58% 約180円   

直接岐阜に向かおうと考えたが、残量が少し心許無いため、17時頃に京都SCに立ち寄った。チェックインの時間と被ったのか、駐車場が異常なほど混雑していたが、何とか1台空いているSCにありつけた。しばらくすると別のテスラ車が来たのと岐阜まで必要な航続距離を確保できたため、7分で充電を切り上げた。

3. 京都SC→岐阜羽島SC

岐阜羽島SCに向かうが途中で大津SAに寄り、家族より依頼されているおつかいクエストを実行することにした。それは蓬莱551の豚まん(チルド)のゲットである。ここの豚まんを食べると他のが食べれなくなるくらい一家病みつきの一品。お目当ての品をフランクに放り込んで岐阜羽島へ急ぎます。

電費:165Wh/km 平均気温:6℃   
走行距離:127.29Km 消費:58%(216.34km) → 15%(54.67km) 21.0KWh 

岐阜羽島スーパーチャージャ充電
23分 15% → 72% 約840円   

岐阜羽島までの道は峠越えで速度が低下する車両が多く、追い抜きをする場面が多くかつ速度が安定していなかったためか、電費に少し影響が出ているように思われる。予想残量は18%より3%低い15%を残して岐阜羽島SCに到着した。残量が20%以下になると電池のアイコンがオレンジに変化し、最初のうちは不安に思うことがあるが、何回か見ているうちに慣れる。

4. 岐阜羽島SC→浜松SC

岐阜から御殿場SCまで275kmもあるため、SCを飛ばして移動することは困難と判断し、次の浜松SCを経由してから帰宅するルートを選択した。満充電に近い程充電効率が落ちるため72%で充電を切り上げ、浜松SCに向かう。

電費:167Wh/km 平均気温:6℃   
走行距離:139.4Km 消費:72%(264.56km) → 25%(92.39km) 23.28KWh 
浜松スーパーチャージャ充電
30分 25% → 88% 約940円   

浜松SCには26%を残して到着。SAで夕飯を取りつつ休憩し、88%になった時点で充電を切り上げ、世田谷某所に帰ることにした。

5. 浜松SC→世田谷某所

長時間の運転の疲れが溜まっていたため、途中のPAで休憩を取りながら移動し、用賀ICで降りて今回の記録は終了とした。

電費:134Wh/km 平均気温:5.6℃   
走行距離:229.78Km 消費:86%(317.97km) → 22%(82.38km) 30.8KWh 

6. 所感

総走行距離:959.02km 総合電費:149Wh/km 
消費:142.58kwh 電気代:約2900円(SC)+1100円(家充電)=約4000円

・今回走行した道路におけるSR+の実走行距離は約335km
・1L150円のハイオクガソリンとして燃費換算すると約36km/L
・テスラナビの電池残量予測は時速100km前後を維持できればかなり正確

今回走行してみてモデル3のSR+でもここまで遠出をこなせることに驚いた。SCの充電も非常に優秀で充電を待つという行為は一度もなかった。そういう意味ではEV=航続距離が少ないという考え自体過去のものと感じられる。また、APも運転を任せられる程優秀。一定時間ハンドル操作を求められるが、レベル3の自動運転が解禁されればハンドル操作が必要なくなるのでさらに疲労軽減が期待できる。経済性に関してはハイブリッド車と同程度でしょうか。テスラナビが正確な電池残量を示してくれるため、安心して運転を楽しむことができるのはないだろうかと思う。

では、また次回のブログでお会いしましょう。

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