モデル3でスキー場#白馬

モデル3でスキー場#白馬

今回は冬の白馬まで1泊2日でスキーに行ったのでレポートしたいと思います。EVは冬になると航続距離が落ちると聞きますよね?確かに春や秋に比べて暖房を使用する時間が増えることやバッテリーの温度を維持するためにエネルギーを使うため航続距離は落ちことは事実です。私が乗るモデル3 SR+(スタンダードレンジプラス)で実際にスキーをしてきて冬の実用性をお伝えしていきたいと思います。

今回の走行条件
・法定速度内で±10%の範囲
・基本的にAP(オートパイロット)を使用
・エアコンは自動モード20℃設定
・シートヒーター作動(レベル2)
・純正のスタッドレスタイヤ装備

走行ルート

走行ルートは中央高速道路を長野県の白馬へ向かうルートを選択しました。ルート上には山梨県の甲府スーパーチャージャー(SC)があるので充電が必要になったらここで休憩をするという計画で行きました。

自宅→白馬

今回は息子にスキーを教えることをメインとしたいのでエイブル白馬五竜という比較的初心者向けのコースがあるスキー場をチョイス。目的地にセットすると到着時予想残量は5%と表示されていますね。スキー場からまたホテルに車で15分ほど移動する必要があるので残量が少し心もとないです。ここは一旦、山梨の甲府SCに寄ってから目的地を目指すことにしました。

最近のアップデートで経由地を追加することができるようになりとてもテスラナビが進化しました。最終目的地をセットした後に目的地を追加で設定すると経路地を設定できます。今回は甲府のSCと息子の要望で安曇野のそば屋さんに立ち寄ることが決定したので、早速セット。SCを経由地にセットすると余裕を持って到着できる充電量と充電に必要な時間が表示されます。

早速、甲府のSCに到着しました。充電器を差して速度チェック。到着時の残量が41%だったので最高速度はでませんでしたが、97kwをマーク。これはモデル3でいうと1時間に714km分充電できる充電速度に匹敵します。25分充電して49%の充電ができました。面白いことに充電が完了すると自動的に次の目的地へナビが切り替わります。便利ですね!

目的地までに必要な充電量になるとナビの右上に「トリップの継続に十分な充電量」と表示されて出発して問題ないことを知らせてくれて、このタイミングでナビが次の目的地に切り替わりました。

スーパーチャージャー 25分 41% → 90%  ¥660円(22.93kwh)

白馬までの道のりは長いですね。途中で「くるまや」という蕎麦処へ立ち寄りました。一見ただの民家に見えるのですが、1階がお蕎麦屋さんのようです。ここのお蕎麦が本当に美味でほどよいコシと新鮮な水を使ったみずみずしいそばをいただくことができます。開店15分くらいで席が埋まり始めていました。大盛りを注文しましたが、なかなか食べきれまない量でそれでもってお値段が870円と驚きの値段設定でした。

さて次はスキー場で少し遊んでからホテルに向かいます。お蕎麦屋さんの時点で残量50%、スキー場で残40%、ホテルで残量37%といった具合でした。

ホテル五竜館

今回チョイスしたホテルはホテル五竜館というホテルです。このホテルを選んだ理由がこんな感じです。

・2基のテスラデスティネーションチャージングがある
・周辺白馬スキー場へのアクセス良好。八方尾根スキー場は徒歩4分程
・ファミリーでも利用しやすく、リーズナブル

実際に行ってみると充電器はホテル裏方から入れるガレージとなっていて雪の心配もなしおまけにスキーロッカーまで徒歩30秒。部屋は最低限のアメニティーですが、広いです。とても使いやすい施設でテスラ乗りのスキーヤーにとっては最高の宿泊施設なのではないでしょうか。

温泉もあり、今回は子供が一緒だったので利用しなかったですが、サウナがかなり評判が良いようです。

電費:195Wh/km 平均気温:4.01℃  走行距離:279.77km    
消費: 54.45kWh     
デスティネーションチャージング 7時間1分 37% → 100%  0円(31.72kwh)

このデータから1つ気づいたのですが、最新のモデル3の標準グレードでも冬に東京から白馬まで無充電で走破できることを意味していますね!

白馬→自宅

次の日は栂池高原スキー場まで足を伸ばし、スキーを楽しんでから昼頃帰宅という流れでした。自宅を目的地にセットして予想残量をみると残り15%と表示されていました。白馬から東京方面は緩やかに降り坂となっているからでしょう。行きとは違う予想が返ってきました。経験上長距離走行の場合、この予想残量が上下することもあるので、様子を見ながら走らせて足りなそうなら甲府SCに寄ることにします。

しばらく走らせてみると予想残量が変化しました。恐らく気温が上がってきたか私の運転(電費)が良かったことが影響していそう(笑) 息子氏はスキーの猛特訓で死んだように寝ていたのでその隙に走り切ります!

白馬出発時点で88%で自宅に到着した時は16%テスラナビの最初の予想通り16%でした!特に電費を意識して走行していないですし、追越車線もたくさん利用しました。下り坂の影響もあるかと思いますが、モデル3の一番安いグレードでも冬の白馬から東京まで無充電走破できるとは驚きですね!

電費:137Wh/km 平均気温:5.96℃  走行距離:299.31km    
消費: 41.14kWh

まとめ

冒頭で電気自動車は寒さで航続距離が落ちるとお伝えしましたが、実際にどう感じましたか?私はそこまで運用に大きな影響はないかなと思いました。暖かい時期に同じコースを走って比較できれば一番良いかなと思いますので、データが集まったらお伝えしたいと思います。運用においては確かに以前乗っていたハイオク車ではこのコースを往復無給油で走破していたので、途中でSCを利用する時間がかかってしまう分、利便性は落ちるかもしれません。ですが、今の最新のモデル3の標準グレードは私の頃より約+80~90km程航続距離が伸びているので余裕を持って片道を走破できるでしょう。さらにデスティネーションチャージングで寝ている間に充電ができる宿があれば不安なく旅ができると思います。

電費:165Wh/km 平均気温:4.3℃  走行距離:579.07km   消費:95.58kWh   
電気代: デスティネーションチャージング 0円  スーパーチャージャー 660円 
帰宅後に満充電した場合→約+746円

ちなみに白馬村は再生可能エネルギー100%で自給しているそうで、探してみると今回宿泊したホテル五竜館の他にも非常に多くの宿泊施設で充電器が利用できる環境があります。EVは排気ガスを排出しないため、観光地の自然に対しても優しい乗り物です。スキー場も年々雪が減っていっている状況を少しでも食い止めることができるなら私は嬉しいですね。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

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