モデル3はファミリーカーとしてどうか

モデル3はファミリーカーとしてどうか

今回はモデル3はファミリーカーとしてどうかをお伝えしていきたいと思います。我が家の家族構成は私、妻と子供2人(1歳、3歳)の合計4人です。モデル3 SR+に乗って2019年から様々なロングドライブを経験してきました。0~3歳の子を乗せてきて安全性や快適性、そしてファミリーカーどうなのか?をお伝えします。

座席はどうか

まずはどんな感じか画像で見てみましょう。モデル3は5人乗りなので、助手席に妻、後部座席の左右にISO FIXというシート直結型のチャイルドシートとジュニアシートを設置して乗ってもらうスタイルが我が家の基本形です。子供が生まれたばかりのときは首が座っていないためチャイルドシートを反転させ進行方向に向かって赤ちゃんが背面になるように設置します。(左画像)子供の体格にもよりますが、1歳ちょっとすぎると右の画像のようにように正面に向けてチャイルドシートを設置します。後部座席にはカップホルダーがあるのでそこに好きなおもちゃやぬいぐるみを置いておくと勝手に遊んでくたりしますね。

こちらが横から撮った写真です。結構スペースの余裕ありますね。身長100cmの長男が上の画像の右の席に座っているのですが、おしりを滑り込ませて前に足を投げ出さない限りは前席がキックされることはありません。前席との距離は色々試乗してきた経験上、他の同セグメントのどの車よりも広いと思います。

EVなので後部センターにあるぼこっとした盛り上がりがなく、例えば車の左側のドアからしか入れないところでも車内を通って右側に座るといったことが容易です。体が小さい子供なら尚更、その恩恵を受けているように感じます。

2歳になる直前の頃は自分で後部座席によじ乗りたがるのでセダンであるモデル3の車高がちょうど良い感じでした。この頃から抱っこしてチャイルドシートに乗せるということがなくなったので非常に楽でしたね。最近上の子が大きくなって体の大きさ的にブースターシートに乗れるようになったので、自宅の周辺くらいの走行では助手席にブースターシートを乗せています。

ブースターシートを乗せると後部座席に大人が乗れるようになるので臨機応変に席替えができるようになりますが、高速道路やロングドライブの時はなるべく後部座席に乗せています。

子供が2人後部座席に座っている場合お世話が出来ないわけではないですが、正直やりづらいです。私は180cm近くありますので、運転席から手は後席まで届きますが、小柄な女性の場合は手が届かないと思います。小柄なら後部座席の間に座ることも可能ですが、正直快適ではないかと思いますし、実際に妻も敬遠しています。

快適性はいかに

子供のお世話はできるか

子供のお世話といったらおむつ替えがあるかと思います。正直車内でのおむつ替えや着替えも出来なくはないですが、できればSA/PAや道の駅で済ませたいですね。つかまり立ちができる月齢でどうしてもというときはフランク(フロントトランク)でおむつ替えできます。笑 授乳についても出来なくはないですが、広さとしては不十分です。非常時以外は避けたいですね。 そもそもセダン車は子供のお世話を車内でやるには不十分で、ミニバンや3列シートのオプションが付いた車でないと子育てする上で”快適”を手に入れることは難しいかもしれません。家族構成にもよりますが、テスラでいうとモデルXの6,7シート、モデルYの7シートモデル等ならもしかすると可能かもしれません。

では我が家ではどうしているかと言いますと、もちろん放置していると兄弟喧嘩が勃発しますし、騒がしくなります。そうならないためにSpotifyで子供用のプレイリストを作って流したり、サンタモードにしてみたり、ブーブークッションを使ったりして気を紛らわせます。そして重要なのは渋滞する時間を避けたりして1回のドライブの時間が1時間半長くて2時間以内に目的地に到着するように努めています。ちょうどそれくらい走行すれば道中のスーパーチャージャーに到着できますし、都合が良いです。そういう意味でEVは子育てファミリーにとても適しているように思います。

後席空調の作動

モデル3では後席に誰かが座るとセンサーが反応して後席のエアコンが動作し始めます。しかしチャイルドシートを装着しているとセンサーは反応しないため後部座席のエアコンを手動で入れる必要があります。ついつい入れ忘れて子供達の背中に汗ぐっちょりなんていうことに。

まとめると車内空間は必要十分!同サイズのセダンより断然広くて快適です!

安全機能はどうか

チャイルドロック

後部座製チャイルドロックとウィンドウロックが可能です。ただ、例えば片方のドアだけチャイルドロックというような機能がないため、後ろに大人が乗っていようが外から開けてもらうまで車を出ることができません。また、助手席のチャイルドロックはできません。

助手席用フロントエアバッグ

ブースターシートを助手席に付けると子供が勝手にドアを開けることができてしまいます。子供がきちんと理解できるまで助手席に座らせることは避けた方が良いですね。また、また、子供を助手席に座らせる際は助手席用フロントエアバッグをオフにしておきましょう。

子供専用機能でJoe Modeという機能があり、後部座席に座る子供の眠りを妨げないようにウィンカーやチャイム音を小さくする機能があります。常時ONにしていますが、今のところ OFFにしてもあまり状況は変わらないような気もします。

ロングドライブは可能か

家族を連れて北海道まで走行しましたが、十分可能です。昼間移動する場合は、先ほど紹介した1時間半から2時間以内を目安に休憩/充電を入れます。速く移動したい場合は夜中に移動し、子供が寝ている間にスーパーチャージャーを経由しながら移動します。

モデル3でロングドライブ

乗り心地は

エンジンが搭載された車と比べるとエンジンの振動は少なく快適です。SR+の乗り味はどちらかというと硬い部類かもしれませんが、振動の減衰が早いので気になりません。子供たちは心地よくてすぐに寝てしまいます。2万km走行超えたあたりからかなり角が取れてしっとりした感じになってきました。モデル3は速度をあげるとロードノイズが車内に入ってくるので人によっては気になるかもしれません。私はこのロードノイズ対策としてデッドニングをDIYで施工し、大分ロードノイズを抑えることができたのでよろしければこちらもご覧になってください。

積載量は足りるか

トランクも足りないと感じたことはないです。2泊3日でキャンプに行った時の写真です。サブトランクに食材や食器類、奥にクーラーボックス幅60cm×奥行50cm×高さ45cmに大きめのトランク2つをいれてもまだ少し余裕があります。フロントトランクにはまだ余裕があります。

ベビーカーも余裕で入ります!

驚異的な維持費

電気代は1年間で12,928km走ってなんと31,434円でした。EVなので税金も格安でお財布に優しいです!詳細は「テスラモデル3維持費」という記事で毎月更新していますのでぜひご覧になってください。

テスラモデル3維持費レポート

まとめ

快適性や安全性、積載性、経済性について紹介しました。これに加えて米運輸省道路交通安全局(NHTSA)の衝突安全性テストでは最高得点を獲得しているので、家族を守るという点で非常に優秀です。スライドドアのような便利な機能はありませんが、これだけ経済的で安全性と快適性を兼ね備えているのでファミリーカーはなかなか優秀なのではないでしょうか。これからファミリーカーとしてモデル3を悩んでいらっしゃる方、Raton自身の体験から自信を持っておすすめできる車です!

では、また次回のブログでお会いしましょう。

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