ここがイヤだ。テスラモデル3のデメリット

ここがイヤだ。テスラモデル3のデメリット

テスラモデル3にオーナーとしてデメリットに感じている点を挙げたいと思う。最初にお伝えするが、これらのデメリットをはるかに凌駕する程、テスラモデル3という車は楽しい車だ。

ドアを開ける時の異音

テスラモデル3にはドアウィンドウのフレームがなく、ガラスを車本体側のゴムに強く押し付けることによって水の侵入を防いでいます。そのせいか、私の車の左側の後部座席側のドアは常に開閉時に「キュッ」という音がする。(なぜか左側だけ) 言い表すとしたら、しばらく使っていない自転車のブレーキの音が一瞬出るような音です。テスラのサービスセンターにも相談したが、状況は変わらずでしたが、鳴らないようにする方法は共有したいと思います。それがこの「プレクサス」というアイテムです。

プラスチックなどに使用するのが本来の使用方法のようですが、これを使って車本体側のゴムを拭くと多少滑りがよくなり、驚くことに異音は無くなります。

後部座席側のドアの開閉

実際に使ってみないと分からないが、後部座席側のドアの開閉には非常に気を遣う。モデル3の後部座席のドアは先端が思ったより出ているため、様々な場面で支障が出る。私が思うのは以下の3つだ。

ドアを開ける時、先端が子供の頭に当たりやすいという点。写真の時点では身長90cm位だが、恐らく110cmまでは後部座席を開ける時に頭の衝突に注意が必要
先端部分でドアパンチをしてしまう可能性が高まる
日本の駐車場の間隔だと少々後部座席の出入りがしづらいこと。それによってチャイルドシートに子供を抱き上げて入れるという作業がかなり大変

モデル3はファミリーカーとして活躍することはできるが、後部座席だけはちょっと気を使った方が良いです。狭い場所に駐車する場合は、一旦車を前に出してサモンで駐車するようにしている。(サモンはFSDオプションで使用できます)

ナビ

モデル3のナビは15インチのセンターコンソールに映し出され、インターフェースやデザイン的には非常に満足しているが、他の記事でも紹介しているが、欠点はそれなりに多い。
・地下トンネルで現在地がおかしくなる
・地名を読み上げる際、イントネーションが変
(瀬田をセッタと読んだり..)馴染みのない場所だと間違えて覚えてしまう可能性が..
・明らかにテスラの車格が通れないような道も案内する
軽自動車なら走れるかもしれないが、モデル3は…という場所も普通に案内される
・ごく稀に曲がってはいけない場所を案内する
当たり前だがナビより道路標識をしっかり確認しよう

後方視認性が低い

私はスバル車からモデル3乗り換えましたが、正直に言って後方視認性はあまりよくないです。全体的に目視確認がしづらいため、内輪差の巻き込みには少し気を使う。一番気になる点はルームミラー。この小さなルームミラーで後方を確認するわけだが、晴天時はともかく悪天候時はほぼ使い物にならない。湿った雪が降雪した時は、リアウィンドウに雪が張り付きただでさえ見にくいルームミラーから後方が全く見えない。もし雨の場合、速度をあげれば流れていくが、湿り雪は全く流れ落ちない。

代替案としてセンターコンソールからリアカメラの状況を映し出せるため、その映像を常時起動したまま走行すれば後方の確認は可能だ。ただ、ナビが見えなくなるため、必要に応じて切り替えは必要。私はこの方法で後方を確認している。

その他の方法として、デジタルバックミラーを後付けで取り付けて後方視認性を向上する方法がある。テスカスさんのサイトに詳細が記載されているためそちらを参照頂きたい。

ウィンドウを開ける時、間違って後部座席のウィンドウを開けてしまう

これは実際にやってみないと伝わらないかもしれないが、駐車券を取る時、普通はスイッチを見ないでパワーウィンドウを押すと思うのですが、それを普通にやろうとすると設計が悪いのか右後部座席側のウィンドウを開けてしまう。私は対策していないが、目印や凹凸があるステッカーを貼ることで回避できそうだ。

トランク開閉時に雨水が入ってくる

テスラモデル3はトランク開閉時に雨水が入ってきます。初期型に比べてゴムの形状が改良され、ある程度雨水が入らないようになったといわれているが、それでも雨天時にモデル3のトランクを開けると大きな水滴となり雨水がもろに入ります。また、撥水加工をしている場合はもっと勢いよく流れ込みます。雨水がゆっくり流れ込む場合はある程度弾いてくれるため、回避策としてはゆっくりトランクを開ける。となるのだが、雨の日にそんなゆっくり開けてられないよ!という風になるので、これはもう仕方ないですね…。

私は装着していないが、その他の対策としてリアウィンドウスポイラーというアイテムがある。ABSプラスチックのスポイラーでリアウィンドウに両面テープで貼り付けるものだ。使用していないので所感はお伝えできないが、興味のある方は検討してみると良いだろう。

ソフトウェアアップデートのつもりが機能ダウン

テスラは定期的にOTA(On The Air)アップデートあり、最新の機能が車に追加されたり、出力が上がったり、インターフェースが刷新される等、多くのメリットをもたらす。しかしながら、このアップデートはメリットばかりではないことをお伝えしたいと思う。アップデートをしたがAP(オートパイロット)の加減速が過激になって同乗者が車酔いになったり、音楽再生中に画面が固まってしまったりする現象が少なからず発生する。このようにアップデートによって機能がダウンすることもあるということもあるのだ。

タイヤ交換、購入で苦労する

私はウィンタースポーツのため冬になるとスタッドレスタイヤに交換するが、テスラモデル3のタイヤ交換ができる業者はなかなか見つからないというデメリットがある。店舗によるがオート◯ックス等の業者に依頼しても「テスラのデータがない」という理由で交換を断られることがある。マニュアルを提示してもやってくれないことも。これは純正のタイヤホイールを持ち込んでも同様である。また、社外製のタイヤホイールを選ぶ場合もセンサーの連携ができないと断られ、交換に苦労することもある。

タイヤホイール交換自体はテスラのサービスセンターで施工してもらうことができるが、お住まいがサービスセンターから離れている場合はわざわざタイヤ交換のために立ち寄るのも面倒だろう。モデル3のタイヤ交換についてしっかり理解していればこのようなことにはならないが、私も含め、多くのユーザは十分な知識を持ち合わせていないため、これからテスラモデル3に乗りたいと考えている方は是非業者を予め探しておくことをお勧めしたい。タイヤ交換に関する知識は別記事の「テスラモデル3のタイヤ交換に必要な知識」を参照ください。

テスラアプリの起動が遅い

例えば、サモンを使って駐車場から車を出す時、テスラアプリを使用して操作することになるが、このテスラアプリが状況によって起動が遅い。起動中は画面下部のグルグルしたアニメーションがひたすら表示され、待つことになる。遅い時は雨の中、1分くらい待たされることもよくある。仕組みははっきり把握していないが、恐らくモデル3側のスリープを解除され、起動し終わるとテスラアプリが操作可能な状態となると思われる。ただ、フランクやドアロック解除だけはテスラアプリが完全に起動していなくても操作が可能である。

いかがでしょうか。今回はデメリットばかりを並べてみましたが、冒頭でもお伝えしたようにデメリットをはるかに凌駕する程、テスラモデル3は素晴らしい車です。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

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