テスラは買いか?テスラオーナー4年目が考える

テスラは買いか?テスラオーナー4年目が考える

テスラオーナーになって早くも4年が経ちました。納車当時(2019)とは充電インフラや状況が少しずつ変わっていく中、2023年11月時点のテスラの良いところ悪いところをアップデートする形でピックアップして紹介していきたいと思う。

充電インフラ

テスラスーパーチャージャー

電気自動車を買う上で懸念することは充電かと思います。テスラでいうとスーパーチャージャーの存在があります。スーパーチャージャーはテスラが提供する超高速充電施設です。このスーパーチャージャーが年々数が増えていっており、なんと2023年8月時点で400ストール突破しました。

正直私がモデル3標準グレード購入当時2019年はスーパーチャージャー間の充電がぎりぎりだったり、あまり寄り道できないことも多々ありましたが、スーパーチャージャーの急激な増加で利便性が向上した結果、今は充電に対する不安はかなり少ないと思って良いでしょう。

テスラの充電マップは公式ページからも確認できますが、GoogleMap上で見れるようにGoogleマイマップでも共有しているので是非活用してください。

スーパーチャージャーの値上げ

これは正直かなりの値上げ幅となり、ユーザにとってはマイナスとなりますスーパーチャージャーは充電出力の速度によって変動します。

2023年8月まで

0-60kw ¥35/分
60-100kw ¥65/分
100-180kw ¥105/分
180-250kw ¥170/分

2023年10月から

0-60kw ¥50/分
60-100kw ¥95/分
100-180kw ¥155/分
180-250kw ¥250/分

とざっくり1.5倍になりました。私の乗るモデルYロングレンジの平均電費から計算すると855円で実走行距離234km分の走行が充電可能という感じになります。リッター170円で計算すると46.8kmとなるのでこのケースだとハイブリッドよりは多少経済的といった程度になります。

その他の急速充電器CHAdeMO

日本国内では私がテスラオーナーになった当時から今までも急速充電はCHAdeMOという規格が主流で。高速道路上に配備されているのがこちらの規格です。このCHAdeMO自体実は私自信もう1年以上程使っていません。

なぜなら
1. 予め充電カードやアプリの申し込みをする必要がある。ものによっては月額課金制
2. アダプタが重く取り回しづらい
3. プラグを刺してから認証して、充電開始するまでに時間がかかる
4. 充電速度が速くはない

高速道路上かつ250kw相当の急速充電が可能であれば利用検討の余地がありますが、現状150kw出力のものが高速道路上ではなくディーラーや商業施設に設置されているのみとなります。また、テスラの場合、CHAdeMOを利用する際は変換用の専用アダプターが必要でこのアダプタは50kwまでしか充電できないかつ価格も値上がりし現時点で12万となかなかの金額です。テスラスーパーチャージャーに慣れてしまった今私にとって正直CHAdeMOはメリットが少ないのが現状です。

基礎充電

今も昔も同じで自宅または職場で充電できる環境がない方はあまりテスラをお勧めできません。近所にスーパーチャージャーがない限り運用は厳しいと思った方が良いです。

車両価格

現状一番安いテスラはテスラモデル3 RWDモデルの561.3万円となります。補助金入れると400万円台となるでしょう。この価格は正直かなり頑張っているように私は思います。なぜなら私が2019年に同モデルを購入したときは511万円でした。その当時の円ドル為替レートは110円を推移していましたが、2023年11月現在は150円と1.4倍程となります。対して車両価格は1.4倍になっていないことを考えるとかなり頑張っているように思えます。

品質

かなり良くなっているかと思います。特に2021年以降上海で製造されたモデル3, Yに関しては驚くほど品質が良くなっていると思います。2019年に購入したアメリカのフリーモント製モデル3はパネルギャップや床下に水が溜まったりそれなりに不良は見受けられましたが、2023年6月に購入した上海製モデルYロングレンジはエアコンの風向が少し調整してもらうのみで驚くほど初期不良がないです。

オートパイロット

2019年当時ははファントムブレーキといって何もない場所で急にブレーキが作動したり、正直ドライバーや同乗者が恐怖を感じる場面がいくつかありましたが、現在ではファントムブレーキの原因となるミリ波センサーを使用しなくなり、テスラビジョンというカメラのみを利用したビジョン方式のオートパイロットに進化しました。このお陰でかなりファントムブレーキが解消され、私自身も使用率がかなり上がった印象です。

ただ、完全自動運転(FSD)を2019年のモデル3で購入したことはかなり無駄だったなと思います。なぜなら当時は近々ナビゲートオンオートパイロットという高速道路の入口から出口まですべてAPがやってくれる機能がリリースされると言われていましたが、4年経ったいまでもリリースされていません。また、スマートサモンという駐車場で無人でドライバーの元に車を移動する機能もありますが、こちらはリリースされました。しかし、国の規制で6m以上移動すると一旦解除されてしまうことや車からかなり近い場所で作動させなければいけない等、制約がありすぎて正直機能としては使い物になりません。

まとめ

以前のブログでテスラはこのようにお伝えしていました。

テスラは決して万人ウケする車ではないしかし、デメリットを遥かに凌駕する程、メリットがある

もし車に対して「安心」を求めるのであれば、購入を見送った方が良い
逆に「新しさ」を求めるのであれば、迷わず購入した方が良いだろう。

このスタンスは変わりませんが、

今ではテスラはメリットもたくさんあり、かなり万人ウケする車になりつつあるし、デメリットもかなり潰してきている。

といった感じで徐々に受け入れやすい車になってきているように思えます。

では、また次回のブログでお会いしましょう。

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