テスラ車にはUSBが備わっていており、SSDやストレージを挿すことによって走行中の360度映像や停車中のセントリーモード(見張りモード)の映像を保存/再生することができたり、ストレージに音楽ファイルを配置するとテスラ車内でその音楽を再生することが可能です。
この記事では以下を紹介します。
・ダッシュカムの設定
・USB音楽の設定方法
・上記2つを1つのストレージで使用する方法
ストレージの用意
2021年モデルからはUSBスティックが納車時に付属していますが、可能であれば転送速度が高いものを用意すると良いです。特にこれがお勧めというものはないですが、Ratonで使用しているSSDとその変換ケーブルのリンクを残しておきます。
フォーマット
Macの場合はMS-DOS FAT、Windowsの場合はFAT32にフォーマットする必要があります。
Macの場合
1.Command+スペースキー
2.「ディスクユーティリティ」と入力して、ディスクユーティリティのアプリを立ち上げる
3.ディスクを選択し、消去ボタンを選択
4.任意の名前とMS-DOS(FAT)フォーマットを選んで消去ボタンを選択
Windowsの場合
1.マイコンピュータを開いて対象のディスクをクリック
2.ドライブツール>フォーマットをクリック
ファイルシステム:exFAT
アロケーションユニットサイズ:標準
開始を選択すれば完了。
車側からフォーマット
車側でもフォーマットすることは可能です。(「安全とセキュリティ」>「USBデバイスをフォーマット」)ただし、この方法はそのストレージをダッシュカムだけのために使う場合のみ有効です。
同一ストレージで音楽とダッシュカムを設定する場合
基本的には1つのストレージに1つの機能しかもたせることができないので、パーティションの設定が必要になります。パーティション作成後にフォーマットします。
Macの場合
まずはディスク全体をMac OS拡張(ジャーナリング)でフォーマットします。
その後、パーティションを作成していきます。2分割するので+を押して2つに割ります。名前はわかりやすいようにDASHCAMとMUSICに分けました。特に決まりはありません。容量を設定したら両方ともMS-DOS(FAT)に設定して適用をクリックしてパーティションを分ければ完了です。
Windowsの場合
1.ストレージ全体をNFTS形式にフォーマットする
2.ディスクを縮小して、未割り当て領域を作成する
3.未割り当て領域を右クリックして、「新しいシンプルボリューム」を選択
4.上記フォーマット形式でボリュームをフォーマット
5.縮小した方の領域もフォーマットする
ダッシュカム設定
フォーマット後に「TeslaCam」フォルダを作成するだけです。作成後にUSBに挿し、カメラのマークが出ることを確認します。
・フロント、サイド、バックカメラの映像が1時間記録されます
・1時間後に古い順から映像が上書きされていきます
・コンソールのダッシュカムボタンを押すと10分前の映像を保存することができます。この映像は別フォルダに保存されます
・映像はダッシュカムビュアーまたはPCに接続することで確認できます
USB音楽設定
USB音楽は非圧縮のflacやwavの形式で再生することができるので、音楽本来の音質を楽しむことができます。最近はSpotify等のストリーミングで音楽を再生することが多いと思いますが、音楽にこだわりのある方はUSB音楽設定は必須になってきます。
特にフォルダを設定する必要はありません。直下に
「アーティスト名」>「アルバム名」> 「音楽」
と設定することで再生が可能です。
https://cleantechnica.com/2018/10/23/how-to-set-up-the-dashcam-in-a-tesla-running-firmware-v9-0/
CleanTechnica
Tesla側に接続し、音楽にUSBが追加されていることを確認します。
では、また次回のブログでお会いしましょう!