モデル3のデッドニング#3 リア&後部座席周り

モデル3のデッドニング#3 リア&後部座席周り

モデル3のデッドニング第3弾。今回は後部座席周りとトランク両サイドをデッドニングしてみました。結果からお伝えすると数値上はほとんど変化は感じられませんでした。その原因や今後の方針についてお伝えします。

前回までの施工についてはこちらのリンクからご覧ください。

モデル3のデッドニング

トランク両サイド

まずはトランクの両サイドから。この画像はトランクの内装を剥がして車の左側を写したものになります。オレンジ色の部分はちょうど充電口の部分なので、ここからメインバッテリーに繋がる太いプラグが見えます。その奥には大きな空洞があり、ノックすると反響します。写真の下側は後輪の部分ですが、ここは剛性が高いのかノックしても反響しませんでした。反響が多い部分を重点的に制振材のレアルシルトを貼り付けていきます。

制振材が貼り終わったらその上からエプトシーラーという吸音材を貼り付けます。下の写真は車の右側でサブウーファーを取り外して作業します。

後部座席周り

次は後部座席の下と、座席とサブトランクの中間にある空間をデッドニングしていきます。後部座席は○の部分に2箇所フックがあるのでフックを軽くスライドするだけで後部座席のロックが外れます。

これらもレアルシルトとエプトシーラーを使ってデッドニングします。

サブトランクと座席の中間の部分はモデル3のデッドニング#2 サブトランクで紹介した方法と同じ方法で内装を剥がします。こちらもマジックテープでくっついているだけなのでビリっと持ち上げます。

この箇所をノックするとドラムのような反響音がします。ここを対策すると「とても効果があるだろう」と思って施工していました。(結果は後ほど)脱脂して制振材の位置決めをしたらどんどん貼り付けていきます。写真を忘れたましたが、ここにもエプトシーラーで前面を覆うようにして施工しました。

結果

以前テストした環境と同じ環境で走行しました。

・時速80-85km
・道路コンディションはドライ、少し荒め
・スマホのアプリでdBを測定(dB Meter)
・スマホは助手席に固定
・同じ場所を3回走行した平均値
タイヤは標準のnokian hakkapeliittaのスタッドレスタイヤを履いています。

前回の結果はこの通り。

標準(無施工):最大72dB、平均58dB
ドアデッドニング後:最大67dB、平均53dB

サブトランクデッドニング後:最大64dB、平均51dB

そして今回の結果はこちらです。

リア&後部座席周りデッドニング後:最大65dB、平均51dB

なんと数値上全く変わっていないということが分かりました。ただ、この結果は助手席にいる場合なので後部座席で測定したらもう少し良い結果になったのではと考えています。また、フロント側からの音が大きいため、結果に変化がなかったというケースも考えられます。

数値とは別に個人の体感としてはサブトランクを施工した時よりもリアが静かになったと感じています。加速時のモーター音も微妙に小さくなったので今回の施工は一定の効果ありかと思います。

今後の方針

体感としては効果があると感じていますが、数値上ではほとんど効果がないという結果でした。色々調べた結果、これは恐らく一番大きな音を出している周波数を抑えられていないからだと思いました。その周波数帯に対して適切な材質を使用すれば数値上でも効果が発揮するかと思います。そこでSonic ToolsというiPhoneのツールを使ってどの周波数が一番音を出しているか試してみました。

同じように走行して測定してみると500Hz以下の音が一番大きいということがわかります。調べてみるとこの帯域の音はほとんどロードノイズやボディの振動音となるので、タイヤに近い部分を施工するとかなり変わってくるかと予測しています。

ということで材料を見直し、やれるところから施工をしていきたいと思います。直近は恐らくリアではなくフロント側から聞こえてくる音が大きいと感じているので次回はフロントに注力したいと思います。

では、また次回のブログでお会いしましょう!

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