IONIQ 5を試乗してきました

IONIQ 5を試乗してきました

Hyundai(ヒョンテ) IONIQ 5を試乗してきたので紹介したいと思います。モデル3と比べて感じたことをレポートしたいと思います。

ショールームへ

IONIQ 5は海外でもかなり評価が高く、気になるEVでした。日本でも試乗ができるようになったということで早速ネット予約して、原宿駅前の期間限定ショールームにて試乗をしてきました。

個人的にはテスラに次いで期待しているEVでワクワクしながらショールームへ。

なんともおしゃれなショールームでした。デジタルの世界から飛び出したような個性的なフォルムですね。ヘッドライトがロボットのようにも見えますね。

一番最初に目に飛び込んだのは牽引しているIONIQ 5でした。外部に電気を取り出して使っているようですね。

充電口にこのようなモジュールを追加することで100Vコンセントとして利用することができるようです。アウトドア派の方にとっては非常にありがたい機能ですね。テスラには外部電源を取り出せないので羨ましい機能です。ちなみに牽引はできないとのことです。

ドアはモデル3とは逆の方向にドアハンドルが出っぱる感じですね。ドアハンドルを引っ張ると開けれます。実際に開閉してみましたが、ドアが手から離れてしまいそうで「うーん。。」といった感じでした。インテリアは高級感はそこまでありませんでしたが、使いやすく気配りの効いた機能がいっぱいでした。

運転席と助手席のは間は空いていてセンターのコンソールを前後させることで席の移動が可能なんですね。日本では狭い駐車用等で運転席側に降りるスペースがない場合、助手席側に移動して降りるといったことができるということです!モデル3はできないのでちょっと羨ましいですね。

いざ試乗!

試乗コースまでヒョンテの方が運転していただき、そこからバトンタッチしました。担当の方は運転席から出て私は助手席から運転席へ。

SUVなのでモデル3と違って目線が少し高く見通しが良くてGoodです。ウィンカーはテスラと違って右側のレバーで操作します。レバーを倒してみるとなんと車外のカメラの映像が表示され、後方確認ができます。この丸い円に表示される感じが可愛いですね。この機能は最近テスラでもソフトウェアアップデートで利用できるようになった機能ですね。

乗り出した感じかなーり静粛性の高い車だと思いました。正直今乗っているモデル3より静粛性が高くモデルSに近い感じですね。走行中の音楽も聴きやすくBoseがサラウンドシステムが搭載されているようです。ラジオをONにすると真空管?のようなデザインが表示され遊び心がありますね。静粛性に自信があるのでしょうか、走行中にいろんなサウンドを出すことができるようです。「穏やかな風」というのを聞いてみました。まるで自然の中を駆けるような感覚で非常に面白い体験ができます。

EVは底面にバッテリーに配置されているからでしょうか、ハンドルも素直に反応します。運転の楽しさで比較するとモデル3の方が良いです。しかしこの車はどちらかというと車内でリラックスできる方向に特化しているようですね。

加速はスムーズです。通常のモードだとガソリン車と同じようにクリープが発生しますが、I-Pedalモードにするとワンペダル走行が可能になります。I-Pedal+Sportモードにするとモデル3の標準モードと近い感じのフィーリングになりますが、アクセルワークは正直モデル3の方が圧勝です。

運転支援機能で加減速と車線中央維持機能も搭載しています。ON/OFFはハンドルのボタンを押すことで操作できます。実際に緩やかなカーブでこの機能をONにしました。加減速はしてくれますが、緩いカーブでも車線を逸脱してしまうので、運転支援に関してはテスラのオートパイロットが圧勝ですね。

この日はそこそこ気温が高く、少し暑いと感じていました。この車にはベンチレーテットシートで席を暖かくすることも冷やすことも可能なんです。これはモデル3にない機能なので早速使ってみました。タッチパネル席のイメージの右側の丸いレベルを操作するようです。暑いのでクーラー3に設定。するとすぐにお尻の下が冷たくなってきました。レベル3だと結構寒いかもしれません。夏にかなり重宝しそうですね。モデル3はシートヒータしかないのでちょっと羨ましいです。

車内を確認

トランクはこんな感じ。結構広いですね。高さがある分いろいろ積めそうです。サブトランクはほとんど荷物は入りません。

テスラ車には大きなフロントトランクがありますが、この車はどうでしょう?

きもちばかりのスペースが用意されています。微妙なサイズなのでなにを入れるか悩みますね。

グローブボックスは手前に引き出すスタイルです。

いいなと思ったのが運転席から助手席をみるとシートの側面にボタンがあります。このボタンを操作することで助手席を前後させることができるようで、子供のお世話などで使えると説明がありました。確かにあると良い機能ですね!

というわけで最後はショールームのラウンジへ。IONIQロボットが作れるレゴブロックのノベルティとコーヒー、息子にはジュースをいただきました。ラウンジを利用したからといって強引な営業がないのが好印象でした。

少し営業の方に質問してみました。

普通充電は本体と設置費用合計して大体50万程かかるそうです。

V2Hは現時点では準備中ですが、納車開始のタイミングで解禁。

サービスセンターは様々な業者と提携するようでテスラの提携先であるトーニチユニオンもリストに入っていました。

まとめ

IONIQ 5は結構ライバル車を研究して(特にテスラ)それと同じような機能や足りていない機能を盛り込んできていてよく観察していなぁと思いました。そんなRatonは乗り換えるかというと乗り換えはしませんが、十分候補の1台になり得るかなと思います。理由としてこの記事を書いている時点では国内の急速充電は50kwがメインで、90kw級の充電器が出始めた感じでインフラとしてはちょっと貧弱であることが理由です。海外でのレビューを見ていると平均220kwで充電しているのを見かけたりします。また、充電のスピードが満タン近くになっても落ちて来ないという強みがあるようです。現時点日本ではこの車の本領を発揮させることが難しいでしょう。とはいえ自宅充電運用ができれば急速充電を使う機会が減るのでこれからEVを検討する方は是非試乗してみていただきたいです!

では、また次回のブログでお会いしましょう!

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