EV(電気自動車)はガソリン車の燃費と同じように電費という概念が存在する。電費について理解する前に必要なワードを理解しておこう。電費はロングドライブの充電計画のベースとなるため、EVで遠出される方は必修ですよ。
“量”を表す単位は電力量(kWh)
これはガソリンでいうタンクの容量(リッター)と同じ考え方である。よくテスラ車にP100Dという表記を見受けるが、この車両は100kWhまでの電力量を充電可能という意味を持つ。
充電”速度”を表す単位はkW
これはガソリン車にはない概念で、充電速度を表す。
例えば、50kWhまで充電可能な車両に50kW出力可能な充電施設で充電した場合、0→100%までざっくり1時間かかるという意味である。(実際には満充電に近くなると速度は低下するが、ここでは考慮しない)
電費
燃費の場合、例えば◯◯km/lとした場合、1リッターのガソリンで◯◯km先まで行けるという意味である。
電費の場合、◯◯km/kWhと表現され、1kWhあたり◯◯km走れるという見方をする。
また、多くのテスラ車のコンソールでは100Wh/kmなどと表示される。これは1kmあたり100Wh消費したという意味である。
例えば、50kWhの車両で100Wh/kmで走行した場合、
50000Wh(50kWh) ÷ 100Wh/km = 500(km)
500km先まで行けるという計算となる。km/kWhで表現すると
500km ÷ 50kwh = 10km/kWh
となる。
充電計画
私の場合、ロングドライブでは愛車の普段の電費または過去同じ場所を走行した電費記録を参考に走行可能距離を予測し、充電計画を作成する。実際には冷暖房、シートヒーター、アクセルワークで上下するが、私のロングドライブの記事で電費を公開しているので参考にしていただきたい。
・モデル3 SR+遠出#1 軽井沢
・モデル3 SR+遠出#2 大阪
・モデル3でスキー場#かぐら
・モデル3でスキー場#草津温泉
具体的な充電計画方法はこちらにまとめました。
「ロングドライブの充電計画方法とツール紹介」
では、次回のブログでお会いしましょう。