モデル3の自宅充電について

モデル3の自宅充電について

今回はEV生活をより充実させてくれる自宅充電についての紹介です。自宅で充電できるとできないとではEV生活の利便性においてにかなり影響してきます。自宅にガソリンスタンドがあるようなものなので毎朝充電完了している状態というのは非常にありがたいですよね。私自身モデル3の標準グレードに乗って2年余り、使ってみて最適解をみたいなものを見つけたので設備や契約している電気会社といった情報を私のケースをベースに紹介するので参考にしてみてください。

自宅で充電するならウォールコネクターかモバイルコネクターを検討しよう

ウォールコネクターはテスラの自宅用充電器です。私の場合は、モデル3は発売当初にテスラが配布していた設置クーポンを使ったので設置費用については紹介できませんが、基本的に充電器の場所からブレーカーまでの配線の長さと漏電ブレーカによって異なり話を聞く限り工事費用は15~30万程のようです。それと肝心なウォールコネクターはテスラショップで購入でき、2022/4現在は¥61,800となっています。これだけでも20万前後になり結構な費用になりますが、家の外に100Vまたは200Vのコンセントがあればモバイルコネクターを使って充電することができます。こちらは¥31,200とウォールコネクターの半分で済みます。

さてこの2つの違いはなんでしょうか。

まずはウォールコネクターから。テスラの公式HPに充電できる速度の記載があります。

※モデル3標準グレードは32Aまで

一方、モバイルコネクターはこのように記載されています。

この仕様を比べてみるとモバイルコネクターは最大出力のアンペア数が16Aまでとなっているのに対してウォールコネクターは最大48Aまで対応しています。

モバイルコネクターの最大値は200Vで16Aなので理論値で3.2kw程の速度で充電できます。この速度で深夜の時間帯、例えば22時〜6時までの8時間充電したとすると一晩で25.6kwh充電することができます。参考までにモデル3の標準モデルの場合は50~60kwh、上位モデルの場合は75~82kwhまで充電することができます。標準グレードを例に取ると大体+50%一晩で充電できることになりますね。

私のモデル3標準モデルの総合走行電費のデータによると146wh/kmですので、(25.6*1000)/146で大体一晩で175kmの距離を充電することができます。もちろんグレードによって電費は異なるので参考値となりますが、モバイルコネクターかウォールコネクターにするかを判断する基準として1日に175km走るか走らないかを参考にしてみても良いかもしれませんね。もちろん日中もずっと充電ができるのであれば基準が変わってくると思います。こんな感じで利用するシチュエーションを想像しながらどちらが最適なものを選択しましょう。

Ratonのウォールコネクターの運用について

私は冒頭でもお伝えしたようにウォールコネクターを使用しています。ここで何Aに設定した方が良いか悩みますよね。私の普段のモデル3の運用についてはこんな感じです。平日は子供の送り迎えや買い物等往復5~30kmと週末はロングドライブをすることが多いです。私のウォールコネクターの設定は24Aに設定しています。つまり充電速度が4.8kw相当ということになり、上記のような深夜に8時間充電する場合、38.4kwh充電でき大体一晩で75%相当充電できます。24Aの場合、相当すっからかんで自宅で到着しないかぎり朝になっても充電が完了しないということはないです。

私の運用の場合、正直これで十分で、充電が足りないという状況に陥ったことがありません。

家のブレーカー

モデル3が我が家に来た時は家の漏電ブレーカーは40Aでした。車の充電器側のブレーカーが30Aが設置されており、充電時は24Aを使用してます。家はオール電化でエコキュートを導入しており、電気が安い深夜帯にエコキュートのお湯を沸き上げるが始まるため、車の充電と重なり深夜にピークがやってきます。しかし、エコキュート自体が16~18A程度使用するため車の充電を合わせると上限の40Aに達して車の充電中にブレーカーが落ちることがありました。というわけでオール電化とウォールコネクターを併用する場合は、漏電ブレーカを60A以上に変更した方がよさそうです。参考までの交換費用は55000円程でした。

ちなみに車側でもテスラアプリ等からアンペアの設定ができて、充電速度を調整することも可能ですよ。

電力契約について

電力契約時に契約容量に応じて基本料金が変化するプランが多いと思います。10Aあたりや1kva単位で契約し、これを高いものにするともちろん速く充電することが可能ですが、逆に基本料金が高くなってしまいます。そのようなことがあるのでEVに乗る場合は基本料金が無料のプランに切り替えることをお勧めします。

私の場合はLoop電気のスマートタイムプランに契約しています。季節によって料金が変動しますが、夜間は通年20.5円/kwhでいつでも夜間充電ができる上、春と秋は昼間の時間帯が17.5円/kwhと昼間でも心置きなく充電することができるプランです。逆に夏と冬は高くなってしまいます。

関西と北陸にお住まいの方はおうちプラン+EV割(-1円/kwh)がお得ですね!

結局おすすめは?

おすすめはウォールコネクターですが、コストを抑えるならモバイルコネクターで良いと思っています。毎日ロングドライブをしない限り、200Vモバイルコネクターで充電不足を感じることは少ないと思いますウォールコネクターを選択された際は、漏電ブレーカーをチェックして自宅のブレーカーが落ちないように準備しましょう!そして基本料金が無料の電力プランを探して契約できるとなお良いですね。

では、次回のブログでお会いしましょう。

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