EVと走行税

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最近話題に上がっている走行税についてです。
2019年12月現在、道路のメンテナンス等にかかる税金の一部はガソリン税で賄っています。 ガソリン税は1リットルあがり54.8円税金がかかっており、ディーゼルには32.1円、軽油取引税がかかっています。対してEVはどうかというと、電気代だけで走行に関する税金がかかっていないのが現状でそれは不公平ではないかという石油連盟の主張が発端になっているそうです。

ちなみにこの走行税を世界で一番早く導入したのがニュージーランドです。
ニュージーランドではRUC(Road user charges)といってすべての車に対して道路使用税という形で課税しています。どのように課税されているかというと、ガソリン車はガソリン料金に課税され、それ以外のディーゼル車等の車両に関しては1000km単位でRUCライセンスを購入して提示が義務付けられています。

気になる税額は、

ガソリン車に対しては1リットルあたり 約48円 (66.524セント)

ガソリン車以外のディーゼル車やEVに対してはRUCライセンスの購入は1000kmあたり約5200円($72)※2019年6月以前は$68

ただし、EVは普及目的のため普及率2%、2021年12月31日まではRUCの支払いは免除されているそうです。

また、3.5トン以上の車両は重量に応じて関してはもっと課税されます。

上記、2019年12月の為替のレート($1/72円)を元に算出しています。
この数字を見る限りリッター9km以上のエコカーに乗っているとEVよりも払うべき税金が低くなると思うのですが、詳しい方、教えてください。

個人的にはEVはもっと普及してほしいのと、環境を考慮した車が増えてほしいので、いきなりEVに対して走行税をかけるとかえって普及の妨げになり、国のCo2削減に貢献しないのではないかと思います。

地方でこの走行税が導入されたらやばい!という記事を見かけますが、今まで払っていたガソリン税に加えて走行税をかけると二重課税になると思われるため、実現しないのではと思います。どちらも道路建設の財源ですからね。。

また、税金の利用用途は制限していないみたいですが、重量税やガソリン税や走行税と同じように道路のメンテナンスに使われます。この名前もニュージーランドのRUCのように用途が明確な名前に改めれば国民の理解を得られやすいかと思うんですよね。

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